10日放送の「荒川強啓 デイ・キャッチ」(TBSラジオ)で、ゲストの岡崎久彦氏が「なんのために出てるんですか!」と机を叩いて声を荒らげる場面があった。

番組では「集団的自衛権」のニュースについて、安倍晋三首相の私的諮問機関である安保法制懇メンバーの岡崎氏がジャーナリストの小西克也氏と議論を交わした。

リスナーから「なぜ集団的自衛権容認の閣議決定をそんなに急ぐのでしょうか?」という質問に対し岡崎氏は「私に言わせればどうしてこんなに時間がかかったかですね。私が言い出してから40年間ですからね」と意見を述べた。

集団的自衛権について岡崎氏は「国連憲章に加盟国は集団的および個別的自衛権を持つ」と記されていおり、本来なら集団的自衛権の権利はあると説明。ところが55年体制のときの社会党が「権利はあるが行使はできない」と言ったことから始まり、さまざまな要因からここに触れないようにしてきたが、社会党(現在は社民党)がこれに対して邪魔をしなくなったことで前に進めるようになったと説明した。

続けて、岡崎氏と小西氏が集団的自衛権と個別的自衛権についての議論を展開。

コーナーの最後で、番組パーソナリティーの荒川強啓氏は「集団的自衛権(の行使)そのものはそのときの内閣総理大臣が解釈できるものなのですか?」と質問すると、岡崎氏は「その通りです」と答えた。

首相が変わるたびに、集団自衛権を行使したり、しなかったりとするのではないかという問題点について岡崎氏は「国家が政府を選んだ以上、国家の存亡はそのときの政府の長が、心血を注いで国民の利益だけを考えて、最後に下すのは大統領か総理大臣です。それ以外ありえません」と語った。

小西氏は「現行で8割9割はカバーできるにも関わらず、これで多くの時間が失われる」「本来、安倍内閣にはもっと大事なことあって」と持論を展開すると、岡崎氏は「冗談じゃないですよ」と割って入り「一日も早いほうがいいですね。私の仕事なんて30年間これが済んでいたら新しい仕事をしてますよ。どれだけ無駄にしているのか」と苛立った口調でまくしたてた。

その後、小西氏が「これはでもちょっと無駄なことだと個人的には思いますよ」と発言すると、岡崎氏はヒートアップ。

「無駄じゃないって!だいたいこれだけ話して最後無駄で締めくくったら意味がないじゃないですか。だいたいこういうね話でね私が全部説明してね、その後でですね司会者とかテレビ側が今言った事は無駄だとか、それじゃあなんのために出てるんですか一体!」と机を叩いて、逆上した。

小西氏は「僕は司会者じゃないですから」と自身の立場を説明。岡崎氏は「集団的自衛権の行使はですね一刻も早く国民のために今すぐ決めるべきです」と締めくくった。岡崎氏は「言いたいことは全部言えた」と発言し、コーナーは終了した。

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