中国メディア・騰訊網は5日、米アラスカ州アンカレッジで3日にスモッグが発生したことについて、米国国家気象局が「中国の大気汚染によるものだ」と主張したとする現地メディアの報道を伝えた。

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 中国メディア・騰訊網は5日、米アラスカ州アンカレッジで3日にスモッグが発生したことについて、米国国家気象局が「中国大気汚染によるものだ」と主張したとする現地メディアの報道を伝えた。

 記事は、米国国家気象局が発表したリポートで、中国の工場で排出された煙の成分が空中を漂いスモッグとなり、大気の上層部まで上昇したのち北太平洋上を漂い、最終的にアンカレッジ地域に降り注いだと説明されたことを紹介した。

 また、同局はFacebook(フェイスブック)上でも「大気の研究者による経路の遡及」の結果、アンカレッジにスモッグをもたらした汚染物の起点が5000マイル(約8000キロメートル)離れた場所で、14日間かけてやってきたことが明らかになったとの情報を掲載した。

 現地メディアはまた、「中国の一部地域では世界でもっとも汚い空気を吸っている」と紹介したほか、今回のスモッグだけではなく、すでに同州には目に見えない大量の汚染物質が「西の方からやってきている」などと報じた。(編集担当:今関忠馬)