芹澤信雄の助言で復調、初日好発進!(撮影:米山聡明)

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<ヤマハレディースオープン葛城 初日◇3日◇葛城ゴルフ倶楽部山名コース(6,540ヤード・パー72)>
 今季初の4日間競技「ヤマハレディースオープン葛城」の初日。午前組でプレーした木戸愛が3バーディ・ノーボギーの安定した内容で3アンダー6位タイの好発進を決めた。

 「今日はショートゲームがすごく良かった」、硬く締まった葛城ゴルフ倶楽部のグリーンでは多くの選手がショートゲームに苦しんでいた。しかしこの日の木戸はピンチらしいピンチもなく、グリーン周りのアプローチはいずれもOKの距離に寄るなど安定した内容でノーボギーのゴルフを展開。さらに開幕から課題としていたパッティングの復調が木戸の好スタートを後押しした。
 きっかけとなったのは芹澤信雄のアドバイスだ。
 開幕時の木戸は33インチのパターを使用していた。しかし172センチという長身の木戸が短いパターを使用すると、ヒザを屈めた窮屈なアドレスになってしまうことが多く、それがパッティングの不調につながっていた。
 そこで芹澤はパターのインチを長くすること、そして練習でマレットタイプを使用することを提案したのだ。木戸はこのアドバイスを受けて先週から34インチのマレットタイプのパターを練習に使用。パターを長くしたことで窮屈なアドレスが修正され、さらに「構えやすい」とマレットの感触が良かったため、今大会では試合で使用する運びとなったのだ。
 そして今日はそのパター変更が見事に奏功。上位陣でも数少ないノーボギーのゴルフで初日6位タイという好位置につけた。2012年に初優勝を挙げて以来、優勝からは遠ざかっているが、初日の好スタートをきっかけに切望する2勝目を目指しいく。
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