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立野〜高森間を結ぶ熊本県の第3セクター鉄道、南阿蘇鉄道はこのほど、トロッコ列車乗車の際、運賃と別に必要となる「トロッコ料金」の改定を発表した。

新料金の適用は3月1日から。現行の大人500円、小児300円から、大人800円、小児500円に値上げする。これにより、立野〜高森間をトロッコ列車で移動した場合の大人1名あたりの乗車料金(運賃+料金)は、現行の970円から1,270円へ引き上げられる。団体申込みによる臨時運転の最低料金も、現行の4万円から4万9,500円に。

同社は値上げの理由について、燃料費の高騰やトロッコ列車の車両維持管理費、老朽化している施設への投資などが原因としている。

なお、今回値上げを発表したトロッコ料金については、4月の消費税率引上げ後も据え置くが、普通運賃や定期運賃については4月以降改定され、立野〜高森間の普通運賃は現行470円から480円へ値上げに。このため、3月1日に1,270円に値上げされる同区間のトロッコ乗車料金(運賃+料金)は、4月1日からさらに10円値上がりして1,280円となる。

(佐々木康弘)