岐阜県は、日本酒を飲むシーンに彩りを与える「光り枡」の試作品(プロトタイプ)が完成したことを発表した。

同県では、「GIFU・スマートフォンプロジェクト」の一環として、情報科学芸術大学院大学(IAMAS)とソフトピアジャパン入居企業(トリガーデバイス、GOCCO.)が連携した、「コア・ブースター・プロジェクト」を昨年9月設立。ITとモノづくりを融合した新たな取り組みを展開している。

今回、同プロジェクトの成果第1弾として発表された「光り枡」は、日本酒を飲む際に、枡を傾けるとその傾きに応じて底面が光る商品。これまで、外観のデザインや木の機能にこだわった商品開発に取り組んできた、大垣市の老舗メーカー・大橋量器などが、枡づくりの新たな可能性を追求するため、LEDや加速度センサーなど最新のIT技術と組み合わせた新商品として開発した。

顧客ターゲットは、国内酒屋、日本酒バー、結婚式場、引き出物市場などで、日本酒をたしなむ20代後半から40代前半のキャリア女性をイメージ。価格は5,000円から10,000円を予定している。