後悔しない人生を!知っておきたい“4つの罠”とは? | 恋愛ユニバーシティ

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その迷い、その選択…罠かも。

「片思いの彼がどうしても振り向いてくれない」「付き合っていた恋人に振られた」「彼がなかなか結婚してくれず疲れている時、別の男性からアプローチされた」など、恋愛では、たびたび困難な問題に直面します。そして、そのとき判断を誤れば、より深刻な状態に陥ったりするのです。今回は、このような問題に直面したときの正しい判断の仕方について考えてみます。

恋愛において、「努力することより、正しく判断することが重要」という場面はよくあります。

判断を誤った結果、さらに何年も片思いを続けてしまったり、復縁しようと努力したら、彼から着信拒否をされたり、結婚を考えてくれない恋人を振り、もう一人の男性と付き合ったら、きちんと働いていない人だったり。

スタンフォード大学ビジネススクール教授のチップ・ハースらが著した書籍『決定力!』(早川書房)によれば、人は、正しい判断を下そうとしても、4つの罠にはまり、それができなくなることがあるようです。これらの罠に気をつけることで、恋愛の深みにハマりにくくなり、最善の判断がしやすくなるでしょう。

その4つを以下のCHECKで見ていきます。


CHECK!陥りがちな4つの罠

1.視野の狭窄
視野の狭窄とは、人が問題に直面した時、狭い視野になりがちである、という罠です。

数年前、ある女性が、 “今、男性Aと付き合っていますが、別の男性Bにもアプローチされています。Aはスペックが高いけど、結婚を考えてくれない。Bは、結婚を考えて付き合いたいと言ってくれるけど、仕事が不安定なんです。AとBどちらが良いでしょう?”と聞いてきました。

しかし、ここにはAさんでもBさんでもない男性を選ぶという3つ目の選択肢が抜け落ちているのです。これが視野の狭窄です。

“片思いの彼の誕生日が近いのですが、いつ何をプレゼントすれば良いのでしょう”という質問には、「そもそもプレゼントをしない」という選択肢が抜けています。

何か問題に直面したら、より高い視点、より広い視野で、選択肢を増やし、その上で考えなくてはなりません

2.確証バイアス
よくある相談に「体の関係はあるが付き合っているかどうか分からない」というものがあります。「彼は、友達の前では2人の関係を隠すのに、振る舞いはあたかも恋人のよう。私たちっていったい何?」というものです。

これは典型的なセフレで、彼はその女性の体だけが欲しいのだと僕が助言します。その時、多くの女性が “でも、彼は変わっているんです”“彼は、海外生活が長いので、ちょっと特別かもしれません”と言うのです。

驚くべきことに、僕の連載を担当していた編集者がそう言ったり、僕の本を何冊も読んでいる女性がそんなことを言ったりします。

人は自分が信じている情報だけを集め、都合の良いように解釈する傾向があるのです。これが確証バイアスです。

他にも、たとえば、恋人が善人だと思い込んでいる女性は、彼が浮気をしても、相手の女性に騙されていると信じ、相手が自分の事を好きだと信じ込んでいる女性は、男性からの連絡が減れば、私に気を遣っているのだと思ったりします。自分がモテていると信じている女性は、男性にモテなくなった時「最近、草食系男子が増えてきた」と思うかもしれません。

確証バイアスは、恋愛ではよくあり、この罠にはまっている女性の問題が解決することはまずありません。

3.一時的な感情
婚活をしていたのに、その途中で出会った可能性のない男性にいつまでも執着したり、自分をダメにするだけの男と別れられずにいたり、既婚男性の熱烈なアプローチから不倫を始めたりするのは、理性的な判断ではなく、一時的な感情に人生を委ねていることになります。

4.自信過剰
自信過剰な女性は多いです。たとえば、以前“私は、自分が好きになった男性と必ず付き合えるんだよね”と言っていた女性がいました。ところが彼女は32歳くらいから、思い通りにならなくなります。それは、恋人と結婚相手が全く違うこと、彼女の結婚相手としての市場価値が年齢により落ちてきたことが関係しているのですが、彼女はそれを認めようとしませんでした。結局彼女は、相手を選べず、36歳で大きく妥協して選びました。この手の自信が邪魔をして、理性的な判断の出来ない「綺麗な女性」は多いと思います。

これが4つの罠なのですが、このような問題を難しくしているのは、何が正解かが分からないことです。また人生の選択において、未来は常に不確定です。

たとえば、可能性は低くても、時々復縁する人がいたり、不倫している彼が奥さんと離婚し自分と結婚したりすることもあります。スペックの高い男性と結婚したら、彼が失業し、安定した結婚生活がなくなることもあるでしょう。未来は常に確率でしか存在しないから、より判断に迷うわけです。

しかし、これだけは言えます。この4つの罠に気をつけて、理性的な判断をすれば、長い人生で見ると結果的に、そうでない人よりずっとうまくいく、と。これは、トランプや麻雀など何でもそうですが、いつも正しい判断でゲームを進める人は、一時的に負けたりすることがあっても、トータルで勝っていることと似ています。

今、問題に直面している人は、書籍『決定力!』に書かれたこの4つの罠を参考に、解決方法を考えてみてください。また、もしあなたが何かに迷ったら、この4つの項目が、自分を正しい判断に導くカギだと心得ておきましょう。


恋の教訓
ひとりよがりの思い込みが
ハッピーな恋を遠ざける
定期的に今の恋を見直す必要あり

あきらめられない人へ…“無謀な恋”の引き際とその見極め方』も、ぜひ参考にしてください。


◇プロフィールぐっどうぃる博士 恋愛カウンセラー
理学博士(生命科学専攻)。現在は主に恋愛カウンセラーとして活躍。自身の体験と生命科学的視点を合わせた独自の恋愛メソッドを展開し人気を集めている。悩める女性の恋の問題が解決するサイト『恋愛ユニバーシティ』主宰。音声で恋愛を学べるiPhoneアプリ『ぐっどうぃる博士の音ライブラリ』やスマフォ・携帯公式コンテンツ『恋が叶う99のルール』もある。現在、テレビ、ラジオ、WEB、書籍、雑誌等など多方面で活躍中。また大手企業のマーケティングリサーチや企業のブランディング戦略にも参画。著書に『モテの定理』『恋愛マトリックス』(ソフトバンククリエイティブ)、「恋で泣かない女になる61のルール」(講談社)などがある。
ぐっどうぃる博士の経歴はこちら
http://u-rennai.jp/goodwill/