面倒で、寝坊で、体力の限界で......。面接を無断でブッチしたことある?

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電話のかけ方が分からなくて、面倒になって、道に迷って......。さまざまな理由で、面接や説明会を無断でキャンセルする就活生がいるそうです。内定した学生282人にアンケートしたところ「就活中、企業に連絡をしないで説明会や面接に行かなかった」経験がある学生は27.7%にものぼります。なぜそんな行動をしたのか、理由を聞いてみました。

●突然面倒に......
・朝起きたら、急に面倒になってしまった。(女性/22歳/学校・教育関連内定)
・前日に突然行く気が失せた。気分の問題。(男性/22歳/金属・鉄鋼・化学内定)
・別の企業に内定をもらい、行くのが面倒臭くなった。(女性/22歳/マスコミ・広告内定)
・連絡するのも面倒になってしまったから。(女性/22歳/ホテル・旅行・アミューズメント内定)

●行くつもりだったのに遅刻して
・その前の面接が押して、連絡もできない状況だった。(女性/22歳/団体・公益法人・官公庁内定)
遅刻しそうだったが連絡先が分からなかった。(男性/22歳/医薬品・化粧品内定)
・道に迷い、今頃行ったら迷惑かもと考えて足を運ばなかった。(女性/22歳/医薬品・化粧品内定)
・会場の場所が分からなくてあきらめた。説明会程度ならいいと判断してしまった。(女性/21歳/小売店内定)

●忘れてた!
・予約日を1週間勘違いし、気づいたら終わっていた。(女性/22歳/ 情報・IT内定)
・単純に忘れていた。後日謝罪の電話を入れた。(男性/24歳/機械・精密機器内定)
・スケジュール管理が手帳やWebカレンダーなどバラバラだったために説明会を失念。以後はひとつにまとめた。(男性/22歳/運輸・倉庫内定)

●ごめんなさい、寝坊しました
・寝坊して起きた時には説明会が終わっていた。(男性/21歳/不動産内定)
・起きた時間が遅すぎた。24時間以上寝てた(笑)。(女性/21歳/団体・公益法人・官公庁内定)
・寝坊してしまった。正直あまり関心がない企業で、同業他社の説明会には参加していたから必要性を感じなかった。(男性/22歳/機械・精密機器内定)

●体調不良
・当日急に体調が悪くなり、電話番号を調べても分からなかった。熱が高く、探す気力もなくあきらめた。(女性/25歳/団体・公益法人・官公庁内定)
・駅で急に具合が悪くなり、連絡する気力もなかった。(女性/22歳 ホテル・旅行・アミューズメント内定)
・志望度の高い企業での面接で落選が続き、精神的に追い込まれて動けなくなった。(男性/24歳/医薬品・化粧品内定)
・急病で入院してしまい、連絡ができなかった。(男性/22歳 /運輸・倉庫内定)

●ほかにはこんな理由も......
・他企業の面接と被ってしまった。(男性/22歳/食品・飲料内定)
・こちらの都合も聞かず、「ほかにも会社はあるんだから、君が優先する方に行けばいいだろ?」と言われたので。(男性/26歳/小売店内定)
・辞退したかったから。(女性/21歳/商社・卸内定)
・その企業にあまり興味がわかず、面接で熱意を示せる気がしなかった。連絡するのがわずらわしかった。(女性/22歳/団体・公益法人・官公庁内定)
・その企業よりも志望度が高い企業のエントリーシートが書きあがってなかった。(女性/22歳/情報・IT内定)

企業に連絡したくてもできなかったという人もいますが、面倒だったり、投げやりになってしまったケースも多々ありました。誰だって、お断りの連絡をするのは気が重いですよね。でも、企業側も時間と労力をかけて準備していることを忘れてはいけません。そして、そのために後味の悪い思いをするのは、他ならぬ自分自身。ましてや社会に出れば、無断で約束をキャンセルすることは許されません。就活時代の反省を生かし、信頼される社会人を目指したいですね!

文●鈴木恵美子

調査期間:2013年12月
アンケート:フレッシャーズ調べ
集計対象件数:内定者男女282件(インターネットログイン式アンケート