画像付きなのでどんなものを預けたかひと目でわかる「アニメイトコレクション」のマイページ。ページデザインは好みに合わせてカスタマイズできる。

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毎年大掃除のシーズンになると、海よりも深く反省する。

とにかくモノが捨てられない、のである。マンガや雑誌、CD、DVD、お気に入りのアニメキャラのフィギュアetc。書籍も音楽もデータ化できる時代なので、最盛期よりも数は減っている。それでも地震が来れば、まずは本棚を支えないと不安になる(※実話)ほどの在庫量なのだ。

世間にはトランクルームなるサービスもあるけれど、料金設定もリーズナブルとはいえないし、そんな大げさな……とばかり思っていた。が、このたび、マンガやDVD、フィギュアなどのコレクショングッズの保管にぴったりなサービスが登場したのだという。

アニメグッズの最大手・アニメイトとさまざまな収納サービスで知られる寺田倉庫がコラボしてスタートした「アニメイトコレクション」は、保管場所の下見や煩雑な手続きが必要な従来のトランクルームなどのサービスとは違い、インターネットと宅配便のみでやり取りが可能な“オンラインストレージサービス”だ。

使い方としては専用のアニコレキット(6ヶ月パックで1箱3000円<送料込み>)を購入し、1箱につき50点まで(重量25kgまで、箱サイズはW54×D30×H36cm)を詰めて送るだけ。送ったコレクションは、専用スタッフが1点ずつ丁寧に撮影。アニメイトコレクションのマイページにて、いつでも預けたコレクションの確認ができる。セキュリティや空調も万全なスペースで保管されるので、安心して預けられるのがうれしい。また預けたコレクションの取り出しは箱単位なら無料で、全てのサービスを自宅にいながらにして利用できる。

このサービスは寺田倉庫で実施しているオンラインストレージサービス「minikura」と同じシステムを利用しているのだが、マイページのデザインを好みにカスタマイズできるなど、主にCDやDVD、フィギュアなどをコレクションしているアニメファンやコレクター向けにアレンジされた内容になっている。サービスは11月20日からスタートしているが、ユーザーからの反響や活用方法について、株式会社アニメイト経営企画室の猪狩さんにうかがった。

「リリース直後に想像を遥かに上回るアクセス数があり、アニメファン層とこのサービスとの親和性の高さを実感しています。TwitterなどのSNSでも話題になっているので、今後の拡散効果にも期待しているところです。このサービスですが、単に保管場所がないから預けるというだけではなく“オンラインショーケース”として使っていただきたいと考えています。コレクションを仲間うちで披露し合ったり、オークションへの出品やトレードしたりといったシーンで、新しい倉庫の活用法としてご利用いただけるよう、さまざまな機能のアップデートを開発・実施していきます。また定期的にユーザーの方々に喜んでいただけるような、アニメイトコレクションならではのキャンペーンや特典も検討できればと考えています」(猪狩さん)

預けたアイテムを画像で管理できることも便利なのだが、さらに自慢のコレクションを他人に公開したり、TwitterなどのSNSへ連携できる付加機能を現在開発中とのこと。コレクションを自分で楽しむだけでなく、友達やフォロワーとのコミュニケーションの手段にできる。ステキな時代になったものです。

私のような“断捨離できない病”の人でも、これならスッキリ新年を迎えられるというもの……! 年に一度の大掃除のタイミングに活用するもよし、春に就職や転勤を控えている人にとっても、さまざまな使い方ができるサービスなのではないだろうか。
(古知屋ジュン)