『おかしなみかん 噂のみかんジューサー』(2,625円)。「蛇口からみかんジュース」が家で簡単に体験できちゃいます!

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先日、愛媛県主催のイベントで、都市伝説の「蛇口からみかんジュース」を体験したことを書いたばかりだが、なんと、家庭で体験できる商品が発売に!

タカラトミーアーツから本日、11月28日発売の『おかしなみかん 噂のみかんジューサー』だ。使い方は超簡単。この容器の中に、皮を剥いたみかんを入れてまわすだけ! あとは蛇口をひねれば、フレッシュなみかんジュースが出てくるという優れものなのだ。

さっそくこの商品についてタカラトミーアーツに取材。まず、この商品を作ろうとしたきっかけを聞いてみた。すると「2011年から弊社で展開している『おかしなシリーズ』の最新作です」とのこと。『おかしなシリーズ』とは、定番の食べ物にプラスアルファの工夫をすることで、新しい食べ方を提案するヒットシリーズだそう。

「『おかしなシリーズ』は今まで夏向けの商品が多かったため、冬向けの商品はできないか、というところから開発が始まりました。そして食材を冬の定番、低価格な“みかん”に絞り、加工の仕方としてあがったのが“みかんジュース”でした。みかんジュースはおいしいですが、高価なものが多く、かといって家庭で作るには皮が薄いので、ジュースにするのが難しい果実でもあります。そこで家庭で簡単にみかんジュースを作れるグッズがあったら、気軽で、新しいみかんの食べ方が提案できるのでは? と、みかんジューサーの試作を開始。さらに愛媛県の『蛇口をひねるとみかんジュースが出てくる』という“噂”を織り交ぜて商品にできたら、遊び心も表現できるのではと思い、作られたのがこのみかんジューサーです」

なるほど。たしかに、みかんをそのまま絞る、というのは意外に新しいかも。そのまま絞るからこそ、適度な「つぶつぶ」感を楽しめるのもいい! ところで、製作面では苦労も多かったのではないだろうか。特に大変だったことは?

「金属は使わず、プラスチックの突起が付いている円形の“しぼりプレート”だけでみかんを潰すので、プレートの直径や、突起の数などの調整に苦労しました」

そういえば、突起がプラスチック製というのもポイントで、刃物がついていないから、子どもでも安心して使える。ちなみに、使用するみかんについては「トレイに入るものであれば大きさの指定はなく、Lサイズのみかんまで対応しています」とのこと。

また、キャラクターのようなデザインもとても可愛い! デザインにはどんなこだわりが?

「使用しない時もキッチンに飾りたくなるデザインを目指しました。ジューサー自体をキャラクター化することにより、大人から子どもまで、より感情移入しやすく、可愛いデザインを検討しました」

これは愛媛県公認商品とのこと。実際に試した愛媛県の人からは、どんな反応があったのだろう。

愛媛県庁ブランド戦略課の方々は当初からこの商品を気に入ってくださいました。全国にみかんの産地はあれど、“みかん蛇口”の噂は愛媛ならではです。弊社から打診をしたところ、前例も無い中、翌日すぐに「愛媛県公認商品」にしますと連絡がありました。今では、愛媛県内に商品をディスプレイしたいとのありがたい言葉も頂いておりますし、地元の新聞やケーブルテレビの取材依頼もあり、事前にお貸しした2台の『みかんジューサー』はフル稼働とのことです。ちなみに、11月30日、12月1日は地元の量販店で実演販売を行いますが、ゆるキャラ『みきゃん』も応援に駆けつけてくれます!」

なるほど。愛媛県お墨付きのグッズというわけ! 同じ「おかしなみかん」シリーズとして『かんたん冷凍みかん』も同時発売。こちらも顔がついた愛らしいデザイン。しかも“目玉パーツ”は角度を変えたり、パーツ同士で付け替えが可能なので、好きな表情に変えられる遊び心も!   

日本の冬といえば、やっぱりこたつでみかんが定番。『おかしなみかん』シリーズがあれば、新しい楽しみ方もできる。さっそくこの冬から、大活躍してくれそう! 

ちなみに、11月29日(金)、30日(土)の2日間、東京駅近くのJPタワー地下1階の東京シティアイ イベントスペースで開催される「笑顔のえひめフェア」で『おかしなみかん 噂のみかんジューサー』のデモンストレーションを行なうとのこと。すぐに体験してみたい方はぜひ!
(田辺 香)