ツイッターが画像共有サービスに追随
ツイッターが10億ドルの価値を持つ画像共有サービスのムーブメントに便乗して、ユーザーを囲い込もうとしている。
ツイッターがビジュアル化をはかっている。同社は、このマイクロブログ・サービスをより「視覚的で魅力のある」ものにする試みの一貫として、画像とVinesのプレビューを自動的に表示するアップデートを発表した。
この機能の公開については賛否両論で、貼り付けられた画像がタイムラインに割り込んでくるのを快く思わないユーザーもいるようだ。
今回のアップデートでは他にも、タイムラインから離れることなく簡単にツイートを「返信」、「リツイート」、あるいは「お気に入りに登録」することができるようになった。しかしこれらの新しいシェアリング設定は、ツイートをより視覚的で魅力あるものにするという同社の試みに反し、タイムラインを乱雑なものにしてしまっている。
この度の新しいアップデートはおそらく、最近熱い注目を集めている画像共有サービス(PinterestやTumblrのような会社は10億ドルもの企業価値を持つ)に便乗しようとする動きであろう。実際に、何人かのユーザーはツイッターの制限的な投稿システムを回避するこの変更を早速上手く利用している。
これはツイッターが自社のサービスにメインユーザーを囲い込むための最新の努力でもある。同社は今年の初めに「Twitter Cards(ツイッターカード)」と呼ばれる機能をスタートさせた。ユーザーがツイートを「開いた」場合のみではあるが、ツイートがシェアしている記事の画像(後にVineビデオも導入)などの情報が表示されるというものだ。また先月には、会話ツイートを繋げて表示する(元ツイートの下に返信ツイートが表示される)仕様が開始され、タイムライン上で会話の流れを追えるようになった。
要するにツイッターは、140文字のテキストという構造の欠点を認め始めているように見える。多くの人は、言葉より画像を好むものなのだ。
画像提供:eldh(Flickrより)
Selena Larson
[原文]