Foursquareのチェックインを可視化するとどうなる?

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ロンドンから東京まで、Foursquareがどれだけグローバルな現象になっているかが一目で分かる動画

Foursquareに対しては依然として懐疑的な声があがっている。このチェックイン・サービスは果たしてありなのか?人々は本当に自分の居場所をインターネットに公開したいと思っているのか?そして他人がFoursquareに公開したデータから新しい場所を発見したいと思っているのだろうか?


ところが、Foursquareの利用状況を可視化したデータを見てみると、たくさんの人達が実際にこのサービスを利用していることが実証された。5月の時点で2000万であったユーザ数も今では倍の4000万に増えているが、Foursquareはそのうちどれだけのユーザーが月間ベースでアクティブであるのか、今のところ明らかにしていない。


また、Foursquareユーザーの国際化も進んでいるようだ。アメリカのニューヨーク起源のサービスであるにもかかわらず、北京やイスタンブールのような遥か離れた地域でもユーザーを獲得している。


以下の動画はユーザーがどれほどFoursquareを使用しているかを非常に良く示しており、人々の日常的な行動を垣間見られるのはとても面白い。ユーザーが朝フェリーに乗り、オフィスに到着し、列車で出発する様をこのように示せるということは、このサービスがある程度主流に達した証とも言えるだろう。


さらにFoursquareは収益化を検討できる段階にも来ている。ユーザがある場所へチェックインした後、モバイルアプリ内に広告を表示させる等のやり方が考えられるだろう。


一方で、この動画では東京やニューヨークやロンドン、その他グローバルな大都市ばかりが目立ち、Foursquareが抱えている別の問題も浮き彫りにしている。都市部ではうまくユーザーを獲得しているが、郊外では苦戦しているのだ。たとえばサンフランシスコでは非常に密度の濃い活動を見ることができるが、都心を離れるにつれてフェードアウトしてしまう。郊外や地方はFoursquareで見るとまるでゴーストタウンだ。ユーザーのチェックインがなければ、レコメンデーションに使えるデータもなくなり、広告主の興味も消え失せてしまうだろう。


Foursquareが郊外や地方でも機能し得るかどうかは、未解決の問題である。もし町にレストランが3軒しかなければ、店を選ぶのに特に助けは必要ないだろう。また、わざわざ店の広告を出そうと考える人もいないはずだ。


以下は、各都市でFoursquareのチェックインを可視化した映像:


東京



イスタンブール



サンフランシスコ



ニューヨーク



ロンドン



Owen Thomas
[原文]