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7月25日夜、六本木のけやき坂下のフレンチ&イタリアンダイニング「CROSS TOKYO(クロストーキョー)」では、7月17日に待望の日本上陸を果たしたカリフォルニアのスーパープレミアムワイン「PORTFOLIO(ポートフォリオ)」の新ヴィンテージ2009のリリースパーティが開かれた。当日は、ワイン愛好家をはじめとするポートフォリオ ラヴァー総勢70名が集い、待望の「ポートフォリオ 2009」の耽美な味わいに酔いしれた。当日の模様をレポートする。

ポートフォリオは、元オーパス・ワンの醸造家ジェヌヴィエーヴ・ジャンセンズ夫妻がまるで我が子のように、手塩にかけて育てているスーパープレミアムワインだ。年間生産わずか3,000本と、生産量がごく少ないのは、主体となるカベルネ・ソーヴィニヨンの木の樹齢が古く、収穫できる実の量自体が少ないことが理由のひとつだ。しかしながらこの葡萄こそが、Geroge Hendry自慢の傑作。一世を風靡したあのカリフォルニアワイン、オーパス・ワンが、自社畑を所有する前、1970年代〜80年代初頭に使用していたHendry Ranch Vinyard,Block8の葡萄なのである。この葡萄から作られているポートフォリオは、力強さの中に優雅な品を感じさせ、オーパス・ワン愛飲者の間で、懐かしいオーパス・ワンを彷彿とさせるもの、言うなれば"オーパス・ワンの原型"として愛されているのだ。

今回リリースとなった2009年ヴィンテージは、葡萄の育成期である夏の間に気温が高くなり過ぎなかったために、葡萄の実がゆっくりと時間をかけて熟し、結果としてタンニンの酸味が残り、しっかりとした輪郭のある味わいの理想的なワインを生んだ。しかも骨のある印象でありながらも、繊細かつ豊かなアロマは良くバランスが取れている。決してポートフォリオならではのエレガントさを失うことがないのは、醸造家の力量が遺憾なく発揮されている証拠だ。小粒のハックベリーやカシス、スパイシーなオークの香り、ワイルドベリーや黒鉛といった様々なフレーバーが見事に調和し、印象的な余韻を心に残していく。そんな「ポートフォリオ2009」は、これから時間と共に表情を変えながら、長期熟成させるのが楽しみなヴィンテージだ。日本への入荷はわずか720本と希少だが、まぎれもなく、一度味わっておきたいワインのひとつとして、ぜひ覚えておきたい。

「PORTFOLIO 2009」23,000円(日本入荷は限定720本)
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