馬英九総統の側近、収賄容疑で拘束=台湾

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(台北 28日 中央社)支持率低迷に悩む台湾の馬英九政権の足元でスキャンダルが続いている。与党国民党の主席室主任をつとめる頼素如台北市議会議員(=写真中央)が28日早朝、収賄容疑で台北地検に身柄を拘束された。国民党主席を兼務する馬英九総統は党広報を通し「司法を尊重する」とコメント。26日には国民党の南投県長(停籍中)が1億円以上の収賄で起訴されたばかりだ。

弁護士でもある頼市議は、台北市の大型開発案に絡み建設業者から100万台湾元(314万円)を受け取り、入札に有利になるよう議会で働きかけた疑い。市政府で開発案に関係した幹部も同時に拘束された。頼氏は調べに対し、100万元は政治献金だと主張している。

開発案は贈賄した業者が昨年10月に落札したが、保証金が払い込まれず今年2月に権利を喪失、市に重大な損失を与えたとして市の担当部署トップが辞任する事態に発展した。頼氏は本来1000万元を受け取る約束だったが、契約不成立により残金は支払われていないとされる。

馬総統の台北市長時代から重用されてきた頼市議は、党や幹部らの訴訟を一手に引き受け、「馬英九総統の御用弁護士」(台湾メディア)と呼ばれている。馬政権発足後は党の広報などに起用され、2012年の総統選挙では陣営のスポークスパーソンを担当、昨年末に党主席室主任に就任した。党の最高意思決定機関である中央常務委員会のメンバーでもある。