古賀茂明氏はそろそろ馬鹿をさらすのはいい加減にしてほしい。

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今回はうさみのりやさんのブログ『うさみのりやのブログZ〜三十路の元官僚のブログZ〜』からご寄稿いただきました。
■古賀茂明氏はそろそろ馬鹿をさらすのはいい加減にしてほしい。

え〜なるべく人のことを悪く言わないつもりでいたのですが、そろそろこのおじちゃんが経済産業省のOBの代表面してがたがた抜かすのが、私も若輩者ながら一OBとして我慢できなくなってきたので、少し釘をさしておこうと思います。

経済産業省の職員の中でもこのようなOBを持ったことを恥ずかしく思っている人が多いし、私が現役時代にも他省庁の職員からよく「お前んところの古賀って奴ひどいぞ」というようなことをよく言われたので、そういった人のためにもそろそろ勝手なことばかり言わせておくわけにはいかない気がします。


ちなみにこんなことを書こうと思ったのはルネサス再建に関する相変わらずの知ったかぶりの陰謀論記事を読んで、いらっとしたことがきっかけです。

「官々愕々 ルネサス再建の足を引っ張る経産省」 2012年10月07日 『現在ビジネス』
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/33711

この記事はあまりにも視点が狭くて噴飯ものなのですが、この記事に限らず古賀さんの主張はひどいものが多いので、私がこのブログを続けているうちにいくつか取り上げて批評しておきたいと思います。

さてまず古賀さんが経済産業省の中で(少なくとも若手から)どのように見られていたかということなのですが、以下の通りです。相当辛辣ですが、これは私だけがそう見ている、というわけではなく、霞ヶ関にいる人の一般的な見方だと思います。

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【古賀茂明氏に対する元役人として当方の人物評】
○まずそれほど仕事ができるわけでもない。同期の中で「中の上」程度。それが独禁法改正で手柄を立てて出世組になりかけた。

○「このまま行ってしまえ」ということでさらなる手柄を立てるべく一が八かで課長時代に、経済産業省の任務として法律上定められた範囲を超える政策を強行しようとして失敗し、出世レースに敗れた。

○それを「縦割りの弊害」だ「省益主義」だギャーギャー言ってさも正義の味方面しているが、ただ単に理論武装が不十分で役人として能力が足りなかっただけというのが第三者的な見方。

○ということで出世レースに敗れたのは、能力以上の地位を求めて勝負に出たが敗れた、という完全に自業自得なのだが本人の中でそれが受け入れられずに、経済産業省を逆恨みするようになる。部下からの評判は出世レースで敗れる前と敗れた後で大きく異なる。当然ながら、出世から敗れた後の評判の方が悪い。現状の大阪市での評判も最悪。これ以上言うと人格攻撃になるのでこの辺に抑える。

○さて話がそれたが。それでも出世の夢を忘れられずに「最後にもう一勝負してのし上がってやろう」と、またもや公務員改革で過激な主張(「天下り根絶」)を繰り返し政治家に取り入る。

○それが功を奏して渡辺善美大臣(当時)に引き抜かれ公務員制度改革を担当することになる。いわば真っ当な出世レースで敗れたので極論を唱えて耳目を惹き政治の力を利用して復権をはかったということ。

○しかしながら例のごとく、本人の公務員制度改革構想は理論武装・制度設計が不十分でまともなものができない。また実力ではなく政治の力を利用して復権したので、民主党への政権交代後は誰からも見向きもされなくなる。

○そしてあっけなく失脚して経済産業省の閑職におかれることになる。経済産業省としては大して仕事ができるわけでもないし、全うな出世競争に敗れたからといって政治権力を利用して復権をはかるような下卑た男は使い道が無いので、退職を依頼する。