あのような事件は二度と起きてほしくないものです - 先月銃乱射事件が起きたアメリカ・コロラド州オーロラ市の映画館
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 コロラド州にある映画『ダークナイト ライジング』の上映劇場で銃乱射事件が起きたことは記憶に新しいが、また同じような惨劇が起こるところだったようだ。

 TMZ.comによると、現地時間4日、オハイオ州にある映画館で『ダークナイト ライジング』のレイトショーに来た1人の男性客が怪しげなかばんを持っていたため不審に思ったマネージャーと警備員が中身を見せるよう申し出たとのこと。警備員が男性のかばんの中を調べたところ、拳銃と銃弾、3本のナイフが見つかり、すぐに警察を呼んだという。男は名前はスコット・スミスで37歳。拳銃の携帯許可は持っていなかったらしい。

 スミスの弁護士は、コロラド州の銃乱射事件を受け、何かあったら自分の身を守るために携帯していただけで、人に危害を加えるつもりなどなかったとスミスの行動を弁護。NY Times紙によると、スミスは映画館に行くことに不安を感じ、バットマンの映画を選んだのは偶然だという。

 警備員が拳銃を発見したとき、スミスは拳銃を車に置いてくると交渉するなど、事の重大さを認識していなかったようだ。家宅捜索の結果、スミスの家からは拳銃6丁、複数のショットガンと無数の銃弾が発見され、防弾チョッキもあったという。(澤田理沙)