厚生労働省が発表した毎月勤労統計調査(速報、事業所規模5人以上)によると、3月の残業などの1人当たりの所定外労働時間は、製造業で前年同月比10.3%増の15.7時間で、10カ月連続の増加となった。昨年3月の東日本大震災からの反動で増加幅が大きくなっている。

 全産業平均の所定外労働時間は、前年同月比3.3%増の10.8時間。

 一方、3月の1人当たりの現金給与総額は、前年同月比1.3%増の27万8333円。現金給与総額のうち、所定内給与は24万4778円(前年同月比0.7%増)、所定外給与は1万9472円(同4.4%増)、賞与や手当などの特別に支払われた給与は1万4083円(同7.8%増)となった。所定内給与が前年同月を上回ったのは3年11カ月ぶり。

求人広告24カ月連続で増加、旺盛な求人意欲が継続
4年連続で初任給上がらず
人材採用の専門誌が評価する「人材コンサルティング会社」

日本人材ニュースHRN」は人材採用・人材育成の人事専門誌です。