全国求人情報協会がまとめた3月分の「求人広告掲載件数等集計結果」によると、求人メディア全体の広告掲載件数は64万2320件(前年同月比29.2%増)で、24カ月連続で増加した。また、求人メディア担当者へのウォッチャー調査にによると、引き続き旺盛な求人意欲が続くと予測されていることが分かった。

 求人広告掲載件数をメディア別に見ると、有料求人情報誌6万6647件(前年同月比22.1%増)、フリーペーパー25万2864件(同47.1%増)、折込求人紙9万6485件(同34.3%増)、求人サイト22万6324件(同13.9%増)。

 地域別に見ると、北海道・東北3万7838件(前年同月比56.3%増)、関東・甲信越14万7190件(同57.0%増)、中部・北陸5万618件(同41.4%増)、近畿7万6886件(同20.2%増)、中国・四国2万9321件(同34.3%増)、九州・沖縄6万8143件(同25.0%増)。

 また、同協会が会員求人メディアの営業担当者や編集担当者110人から回答を得た「ウォッチャー調査(調査期間:3月23日〜4月6日)」によると、3月時点の企業の求人意欲は、正社員、アルバイト・パート、派遣・業務請負のいずれも前回11年12月調査から大きく上昇した。

 正社員の求人意欲に対する回答の割合を見ると、「高い」(18.0%)、「やや高い」(41.4%)、「変わらない」(29.7%)、「やや低い」(9.9%)、「低い」(0.9%)となっている。

 正社員の求人意欲の先行き(3カ月後の求人意欲)では、「高くなる」(9.9%)、「やや高くなる」(25.2%)、「変わらない」(39.6%)、「やや低くなる」(24.3%)、「低くなる」(0.9%)となっており、引き続き旺盛な求人意欲が予測されている。

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