日本生産性本部の「日本の課長と一般社員 職場のコミュニケーションに関する意識調査」の結果によると、6割を超える課長が「部下の育成に自信がない」と考えていることが分かった。

 日本生産性本部主催の階層別公開セミナー等を受講した課長職に、「あなたは、部下または後輩育成について自信がありますか?」と聞いたところ、6割超(64.9%)の課長が「自信がない」と回答している。

 約8割(78.0%)の課長が、部下や後輩のやる気を感じているが、その仕事ぶりや能力に満足していない課長が約6割(58.2%)に上る。しかし、約4割(41.2%)の課長は、部下や後輩の育成目標を持っていない。

 8割超(81.2%)の課長は、会社・組織の将来について不安を感じているものの、自身の職業人生の目標に向けて行動できている課長は4割弱(37.0%)となっている。

 調査結果は、日本生産性本部主催の階層別公開セミナー等を受講した課長職の回答478件を抽出し分析を行ったもの。

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