総務省が発表した労働力調査(速報)によると、2月の完全失業率(季節調整値)は4.5%で、前月から0.1ポイント改善した。失業率の改善は5カ月ぶり。一方、厚生労働省が発表した2月の有効求人倍率(同)は0.75倍で、前月を0.02ポイント上回った。有効求人倍率は9か月連続で上昇している。

 新規求人倍率(同)は1.27倍(前月比0.07ポイント増)。正社員有効求人倍率は0.49倍(前年同月比0.09ポイント増)。有効求人(季節調整値)は前月比2.1%増、有効求職者(同)は同0.2%減。

 新規求人は前年同月比16.3%増。産業別に見ると、建設業(前年同月比36.5%増)、宿泊業,飲食サービス業(同24.0%増)、サービス業(同21.8%増)などで増加。

 都道府県別の有効求人倍率(季節調整値)で最も高いのは福井県の1.15倍、最も低いのは沖縄県の0.36倍。

 男性の完全失業率は前月比0.2ポイント減の4.7%、女性は同0.2ポイント減の4.2%となった。

 完全失業者数は前年同月比14万人減の289万人。完全失業者のうち「勤め先都合」は同14万人減の70万人、「自己都合」は同1万人増の103万人となっている。

 就業者数は前年同月比40万人減の6226万人。産業別に前年同月と比べると、医療,福祉(30万人増)、教育,学習支援業(10万人増)などが増加。建設業(22万人減)、卸売業,小売業(21万人減)、宿泊業,飲食サービス業(20万人減)、運輸業,郵便業(16万人減)などが減少。サービス業の就業者462万人のうち、107万人が職業紹介・労働者派遣業で、前年同月に比べて8万人の増加。

求人広告 23カ月連続で増加
正社員の不足が続く、中途採用予定が増加
人材採用の専門誌が評価する「人材コンサルティング会社」

日本人材ニュースHRN」は人材採用・人材育成の人事専門誌です。