グローバル事業拡大で即戦力人材は争奪戦に〜主要人材会社に聞く2012年採用動向
人材サービス会社の経営者、事業責任者を対象に日本人材ニュースが実施した「2012年 日本の雇用情勢と人材業界の展望」調査で、今年はグローバル事業を拡大する企業において即戦力人材を求めるニーズが増加していることが分かった。調査は、2011年11月20日〜12月20日に実施し、主要人材会社40社の経営者、事業責任者から回答を得た。


欧州危機で雇用に不透明感、
新卒採用は依然として氷河期


 2011年は、東日本大震災、福島原発事故、タイの大洪水、欧州危機、歴史的な円高と日本経済や産業に影響する様々な出来事が起こった。12年もこの流れが続きそうだ。

 調査によると、日本の雇用情勢は「横ばい」(46%)が約5割を占めている。「やや良くなる」(39%)が約4割を占めたものの、「良くなる」という回答はゼロだった。

 「震災、タイ洪水と予測不可能であった試練に加え、円高、欧州危機、中国経済の減速等の経済的不安定が継続した11年を受け、採用は全般的に慎重姿勢か」(テクノブレーン能勢賢太郎社長)、「世界経済の激変の影響を受けて、日本の人材需要も大きな影響を受ける可能性が大きい」(島本パートナーズ安永雄彦社長)と先行きへの不...(もっと読む

2012年 企業の中途採用動向〜中途採用の拡大続く、採用数増加の企業4割
リーマン・ショックから3年 人材業界はどう変わったか〜「グローバル」「専門性」「マスから個」の採用ニーズに応えるには
人材採用の専門誌が評価する「人材コンサルティング会社」

日本人材ニュースHRN」は人材採用・人材育成の人事専門誌です。