サッカーW杯親善大使として、優勝トロフィーのツアーをサポートすることになった元日本代表・中田英寿氏。現在は、海外の旅を一旦中断し、日本国内の旅へと切り替え、そのよさを自分の目で確認してまわっている。

日本テレビ系列のニュース番組『NEWS ZERO』(22日放送分)では、中田の旅にカメラが密着。波照間島をスタート地点に北へと向かい、旅先で好奇心の赴くままに豚の農場やみんさー織、パイナップル農園などを尋ねては、その伝統工芸や文化に直接触れる中田氏の様子を伝えた。

「約3年、海外を旅して、海外で聞く日本の文化の話しとか、外人の目で見る日本のよさ。自分自身も日本のことをよく知らないし、海外を旅したからこそ、日本のよさを感じた」という中田は、「日本人である僕達、日本に住む僕達は、逆に近すぎて日本という国のよさに気付けてないところが多々あると思うし、世界中の旅はまだ終わってないですけど、一旦中断して日本を全部回ってみようと」と、その理由を明かした。

また、日本に対する気持ちの変化が表れたという中田氏は、「以前は日本というものに対して、色んな面で嫌なことが自分の中で目立っていた。今はいい面のほうが悪い部分よりも強いから」と語るのだった。