『帰ってこさせられた33分探偵』はまさにそんな堂本剛のイキザマを見せてくれるドラマ。決して引き戻された訳ではないのに、“帰ってこさせられた”と「正直しんどい感」を出し、放送の時期や時間までわざとグダグダにし、キッチリとしたジャニーズ臭を必死で消そうとしている。悲しいかな、少々それが裏目に出た感じだ。必死で“自由さ”にこだわったあまり、主役の剛の面白さよりもむしろ、タイミングよくつっこむリカコの水川あさみや、ボケた上司の高橋克実、沢村一樹の警部や、情報屋の小島よしおなど脇役がやっけに引き立ってしまい面白い。その真ん中にある剛には強いプレッシャーがかかる。
「脇役に花をもたせて、男の哀愁。」
堂本剛は器用ではあるが、まだそこまでの芸当は持ち合わせていない。
蛇足ではあるが、まえだまえだ・弟(前田旺志郎)が六郎の子ども時代を演じた特別編が可愛かった。剛クンと共演で、また“帰ってこさせられたらいい”。
(編集部:クリスタルたまき)

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