上木彩矢(撮影:野原誠治)

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 前作「ミセカケのI Love you」からわずか2ヶ月、今月25日に6作目となるシングル「明日のために」を発表した上木彩矢。同曲は現在、注目の若手女優・相武紗季が出演するシゴト情報「an」のCMイメージソングとして全国で放映中。「青春」をテーマに上木彩矢が作詞を手掛け、タイトル通り前向きなメッセージが込められた、夏らしく爽やかな楽曲となっている。

――「明日のために」の歌詞は、CMの内容を前提に書かれたのでしょうか?

上木彩矢(以降、上木):そうです。まず、そのタイアップを頂いて、超ダッシュで作りました(笑)。

――前作の「ミセカケのI Love you」から2ヶ月しか空いてないですもんね。歌詞はいつ頃に書かれたのですか?

上木:いつ頃というか、出来上がったのはほぼ最近ですね。本当に、ようやく(苦笑)。

――今までで最短記録ですか?

上木:あっ!そうかも知れない。そうですね、最短です。

――今作は「青春」をテーマに書かれた曲だと思いますが、上木さんにとっての青春とはどんなイメージですか?

上木:思い返すと「青春ってあったのかな?」と思うんですけど…。

――まだ「思い返すと」という程の年齢ではないじゃないですか(笑)。

上木:イヤイヤ(笑)。青春だと思うのは、同じ価値観を持っている人が集まったり、学生時代はお金が無いから、みんなで割り勘とかして、ご飯を食べに行ったり、そういうことも青春かなと思います。大人数の方が青春というイメージは膨らみますね。

――上木さんの交友関係は、広く浅くか、狭く深くかと言えば、どちらですか?

上木:完全に、狭く深くですね。

――親友と呼べる人はいますか?

上木:います。

――カップリングの「believin’ your heart …」は、明るく元気な「明日のために」から一転して、シリアスで内向的な内容ですが、歌詞は実体験というより、自分以外の誰かを想像して書くことが多いですか?

上木:実体験よりも、テーマを決めて主人公を作り上げて、一冊の本を書くようにやっていますね。その方がふくらみやすいし、逆に実体験を言葉にするのは難しいので。

――普段から妄想というか、色々なことから想像を膨らませるタイプですか?

上木:それはありますね。もういつでも、何かをやりながら違うことを考えていたりしますね(笑)。

――自分以外の誰かを演じてみたいという、変身願望はないですか?

上木:それは無いです。ただ、自分の頭の中で色々なことになっている、というのはありますけど(笑)。

――今回、歌の雰囲気は、若干肩の力が抜けて、柔らかい印象を受けたのですが、ご自身としてその点はいかがでしょうか?

上木:今回は素な感じに仕上がったかなと思います。歌っている時も普段のノリで、すごく自然体に歌えたような気がします。今までよりもキーが低いので、そういう面でも割と自然に、楽に歌えた部分もあるのかもしれないですね。

――レコーディングで、ヴォーカル・ブースに入る時って、どんな雰囲気で歌うんですか?

上木:もう全く、家の感覚です。スタジオに入ると大概、最初はペチャクチャしゃべるんですよ。それで気持ちをほぐしてから、話している途中とかに、「あっ、じゃあ歌います」と言ってブースに入っていく感じで。その代わり一回ブースに入ったら、フルコーラスをほぼノンストップなんですよ。「調子が悪いな」と思えば、「ちょっと休憩」となるけど、基本はブッ通していきますね。