新しく始まる「こどもNISA」とは 重要性増すお金の教育
少額投資非課税制度=「NISA」の、未成年を対象とした新制度が2027年1月から運用を開始します。将来の備えとして注目される一方、お金にまつわる教育の重要性が増しています。
10月2日、私たちが訪ねたのは、インターネットバンキングのSBI新生銀行です。
こちらでは、ことし8月から、子ども向けの口座開設を呼び込もうというキャンペーンを行っています。そのワケは。
■SBI新生銀行 福岡フィナンシャルセンター・目次みゆきさん
「こどもNISAの開始を前に、お子様のための資金をどう準備するかという関心が高まっている中で、キャンペーンを開催しています。」
「こどもNISA」は、未成年を対象とする新たな非課税投資制度で、2027年1月からスタートします。
投資信託を積み立てる「つみたて投資枠」を0歳から17歳までの未成年にも解禁し、年間60万円、総額600万円まで投資できるようになります。
運用益は無期限で非課税となり、18歳以降は自動で現行のNISAへと移行します。
制度を利用するには子ども名義の口座が必要で、12歳以上になると、用途が入学金や授業料であることなど、一定の条件を満たせば引き出しが可能です。
証券会社では、10月1日から「こどもNISA」口座開設の受け付けが始まりました。
SBI新生銀行では。
■SBI新生銀行 福岡フィナンシャルセンター・目次みゆきさん
「未成年口座の申し込みは、キャンペーン開始前と比較して6倍に増えています。(子どもの)夢をかなえるために、進学であったり、留学であったり、そういった時に資金をスムーズにご準備いただくための選択肢として、ご利用いただく準備をされているのかなという印象です。」
地元の福岡銀行、西日本シティ銀行ともに「2027年1月の制度スタートに向けて準備を進めている」としています。
「こどもNISA」について、街の人は。
■街の人
「大人がそういう口座を作っていたら、いいプレゼントになるのではないかなと思います。」
「子どもが知らないとね。お金の流れとか使い方とか。」
「親が知識がないと、子どもにもちゃんと教えられないのではないかなと思います。」
肯定的な声が聞かれた一方、知識の必要性を口にする人もいました。
金融に関する教育は、2022年4月から高校で義務化されました。
成人年齢が20歳から18歳へと引き下げられ、お金に関する契約を自ら行えるようになったことで、教育の重要性は高まっています。
また、金融庁によりますと、キャッシュレス化が進み、小学生のうちから学ぶことも求められるとしています。
【学習教室で小学生がお金を学ぶ】
■キッズガリレオ福間駅前校・石塚浩教さん
「4人家族で1か月にかかる生活費はいくらくらいだと思いますか?」
■子ども
「300万円!」
■石塚さん
「300万!?」
■子ども
「30万円。」
「ミスりました。1桁多かったです。」
福岡県福津市の民間の学習教室では、週1回、小学生向けのお金の授業を行っています。
この日は、ゲーム形式の授業が行われていました。
ルーレットで出た数字分の“給料”が支給され、カードを2枚めくって出た数字分を“消費”し、最後に手元にお金が多く残ったチームが勝利というルールです。
“収支”や“貯蓄”の考え方を楽しみながら学べます。
■子ども
「(お金の)ゲームが楽しいです。家族と旅行に行こうと思っているんですけど、貯金のことを習ったから、クレーンゲームをするのを我慢したりしています。」
「消費・貯蓄・寄付は聞いたことはあったけれど分からなかったから、知ることができてよかった。」
■キッズガリレオ福間駅前校・石塚浩教さん
「お金に関する知識やどう役立っているのか、小さいうちから生徒に知ってもらいたくて、導入するきっかけになりました。お金を使うとはどういうものなのか、お金ってどういうものに使ったら正しいのか、そういうことを小さい時からやっていくことこそが、将来大きくなった時にすごくいいことかなと思います。」
新たな投資制度の導入やキャッシュレス化の進行など、急速な環境の変化に取り残されないためにも、正しい知識をアップデートしていくことがますます大切になっています。
※FBS福岡放送めんたいワイド2026年10月2日午後5時すぎ放送

