「桐山が楽屋に来ると、話さなくなるメンバーも」 「WEST.」解散 7人の「グループ愛」になぜ亀裂が? 「アイドルを貫きたい」小瀧が疑問を感じた“決定的な出来事”とは
7人組アイドルグループ「WEST.」が、9月30日をもってグループ活動を終了する。先月末、メンバーの藤井流星(33)と小瀧望(30)の2人がグループからの脱退を表明。そして残された5人もグループ存続ではなく、活動終了という道を選んだわけだ。その裏側には何があったのか。
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グループ愛を口に
2014年のデビューから12年、関西発の人気グループとして走り続けてきた「WEST.」だが、9月24日、所属事務所の「STARTO ENTERTAINMENT」は公式ホームページで「2026年9月30日をもちまして、WEST.としてのグループ活動を終了することをご報告いたします」と発表した。

決して仲の悪いグループではなかった。もともと結成の際にグループは4人だったが、メンバーが事務所に直談判し、7人に増員してデビューしたという経緯があるほどだ。2024年に10周年を迎えた際に、藤井は「7人で10周年いられてよかった」「7人で笑い合えているのがいい」とし、小瀧も「7人でよかった」などと話している。他のメンバーも「7人そろったときは、楽屋裏でもめっちゃ楽しくて」とグループ愛を口にしていた。
“匂わせ投稿”
ただ、そんな彼らの間に亀裂を生むきっかけとなったのが、メンバーの桐山照史(37)の結婚だ。2025年1月、元バレーボール女子日本代表の狩野舞子さんとの結婚を発表したが、結婚前からSNS上での投稿が交際の“匂わせ”と受け止められたことで、一部ファンから批判を浴びた。
男性アイドルの結婚に対するファンの反発は、以前と比べてずいぶん和らいできた傾向が見えるが、旧ジャニーズ事務所の全盛時代では、所属タレントと結婚した女優が、自ら夫の話はもちろんのこと、家庭のことや結婚していること自体を率先して話すことはほとんどなかった。
「井ノ原快彦と結婚した瀬戸朝香や、東山紀之の妻である木村佳乃などは結婚当初から、夫について語ることはなかったし、結婚指輪を見せることもなかった。ファンの大半が女性であり、そのファンを刺激しないようにするという意味合いもあり、あまり家庭の色を見せない、結婚していることを感じさせないのが当たり前と思われてました」(芸能関係者)
だからこそ“匂わせ”にはファンが敏感に反応する。時にファンをないがしろにする行為ともみられることがあるほどだ。
“微妙な空気”が
そのため、桐山の結婚を機にグループ内にも微妙な空気が流れ始めたという。背景には小瀧の「アイドル」であることへの強いこだわりもある。小瀧は「Hey! Say! JUMP」の山田涼介への憧れを公言するなど、いわば王道のアイドル路線を強く意識していたとされる。
「小瀧は“アイドルであること”を非常に大事にしていた。桐山の結婚を機に、ファンとの向き合い方に少しずつズレが出てきてしまったのでは」(同)
さらに桐山に続き、「WEST.」ではメンバーの神山智洋(33)も昨年10月に結婚をしたのだが、この頃になると、メンバー間に“微妙な空気”を感じる者も多くなったという。あるテレビ局関係者は言う。
「楽屋などでメンバーがワイワイ話しているのに、桐山が入ってくると、小瀧と藤井が何となく話さなくなるなんて場面もあった。もちろん、それだけで関係が悪かったとは言えませんが、周囲には“以前とは違う”と感じさせるものはありました」
大きな衝撃を
そして、メンバー間の隔たりを決定的にしたのが重岡大毅(34)の結婚だといわれている。重岡は、同じくメンバーの濱田崇裕(37)と共にこの8月に結婚を発表したが、その際、既に子どもがいることが明らかになった。これがグループ内にさらなる波紋を広げたというのだ。
「重岡は以前からプライベートをほとんど明かさないことで知られていた。メンバーはおろか、マネージャーにも“秘密主義”を貫いていた。その重岡が結婚どころか子どもまでいたことが、他のメンバーに大きな衝撃を与えたのは当然でしょう。この一件は、アイドルを貫きたい小瀧に、この先も同じグループで活動することに疑問を生じさせたとしても不思議ではありません」(前出・芸能関係者)
小瀧、藤井の2人が脱退を表明したのはその月の末だった。彼らには、動きを止める理由はもはやなかったのだろう。
2人で新たな活動を
藤井と小瀧が脱退を決断した後、残された5人には、「WEST.」を続けるのか、それとも、ここでグループを終わらせるのかという判断が迫られた。
ある芸能プロ関係者は言う。
「グループを存続させたいというメンバーもいたようです。ただ、グループとして今後どういう方向を目指すのか、話し合いの機会は数多く設けられたそうですが、意見をまとめるのが難しかったとも聞いています」
人気メンバー2人を失った状態で、従来通りの「WEST.」を続けるのは容易ではない。しかも、
「重岡の一件は、STARTOにとっても大きな痛手でした。むしろ、他のファンに多大なる影響を与えたという意味では、“重大違反”といっても過言ではない」(前出の芸能関係者)
どういうことか。
「他のグループのメンバーを推しているファンの子たちにも“自分の推しは大丈夫か”と心配をさせてしまう事態になっているんです。ファンが応援している時に既にパートナーのお腹には子どもがいたということですから、重岡が行ったことは“裏切り行為”とも受け止められかねず、STARTO社にとっても決して軽視できることではないんです」(同)
このまま「WEST.」を続けていったとしても、事務所からの大きなバックアップは望むべくもない。さらに、業界では、2人がユニットを組む可能性も取り沙汰されている。
「藤井と小瀧が2人で新たな活動をするという話は一部で出ています。もし本当にユニットを組むなら、事務所としても新しい看板として売り出す可能性はあるでしょう」(同)
また、中間淳太(38)は、「政治も語れるアイドル」として、存在感を示している。
ジャニーズ事務所時代の色を…
先の芸能関係者は、
「9月末までにどうするかの結論を出すようにともSTARTO社からは言われていたそうです。バックアップが望めない、グループとしては厳しい立場に追いやられるということが見えている中、グループの継続を決断できなかったのでしょう」
この動きは、実はジャニーズ事務所がSTARTO社に代わって以降の経緯を見ると必然なのではという見方もある。前出の芸能プロ関係者は、
「STARTO社となってから、ジャニーズ事務所時代の色を薄くしていこうという動きがあるように見えます。DOMOTO(元KinKi Kids)も、STARTO社とは契約が切れていますし、KAT-TUNも解散しています。8月にジュニアの『KEY TO LIT』のデビューが発表されましたが、ACEes、B&ZAIなどデビューを控えるグループもあります。既存のグループは徐々に“整理”されていくという流れのように見えます」
「WEST.」は、解散コンサートやラストライブといった、ファンに別れを告げる場も設けられないまま終わってしまうとみられているが、
「メンバーが抜けることによって、解散を余儀なくされるという経緯や、ラストライブもない、ファンに報告もできないという流れはSMAP解散時のような雰囲気も感じさせます」(同)
当面はソロで活動していくとみられる「WEST.」のメンバーだが、この解散という決定が間違いではなかったかどうかは、今後のメンバーの活動に託されている。
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山本義和(やまもと・よしかず) 芸能記者
デイリー新潮編集部
