引退会見で花束を手に写真に納まる西勇輝(中)と(左から)岩崎優、村上頌樹、梅野隆太郎、一人置いて伏見寅威、才木浩人、高橋遥人(カメラ・朝田 秀司)

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 阪神・西勇輝投手(35)が29日、兵庫・西宮市内で現役引退発表会見に臨んだ。プロ18年間で通算127勝の技巧派右腕は涙を流さず、終始モットーにしている笑顔で「あっという間の18年間だった。いろんな思い出があるけど、今はスッキリしている。たくさんの応援ありがとうございました。僕は本当に幸せだった」と感謝の言葉を紡いだ。

 昨年に右膝を故障。ファーム暮らしが続く中、後輩たちを純粋に応援していることに気づき「心の方が全くついてこない」と引き際を考え始めた。オリックス時代の11年から先発ローテに定着し、7度のシーズン2ケタ勝利を記録。「どれだけチームのためにイニングを稼げるか」と最もこだわった投球回は、通算2107回1/3まで積み上げた。

 サプライズで登場した伏見、梅野、岩崎、高橋、才木、村上から花束を受け取った。「2年目に顔面神経麻痺になって笑えない時があった。好きで始めた野球なので。最後まで好きで、野球を笑顔で終わりたかった。笑顔を忘れずに今までやってきた」。球団は何らかのポストを用意する見通し。10月7日・広島戦(甲子園)が引退試合となる。(中野 雄太)

 ◆西 勇輝(にし・ゆうき)1990年11月10日、三重県生まれ。35歳。菰野高から08年ドラフト3位でオリックスに入団。12年10月8日のソフトバンク戦で無安打無得点試合。18年オフにFAで阪神移籍。19年にゴールデン・グラブ賞。181センチ、83キロ。右投右打。推定年俸3億円。