危険な「人慣れクマ」ついに高尾山→八王子へ侵攻開始か、地元ハンターが明かした「侵入経路と遭遇リスク」
陣馬山・秩父山地から、ついに高尾山へ
「『そりゃいるだろうな』というのが率直な感想です。高尾山は、熊が出没していた陣馬山や秩父山地とつながっていますからね。公式の発表ではないですが、熊の目撃情報自体はすでにいくつか出ていました」(八王子市で活動するハンターの男性)
八王子市は9月16日、8月20日に高尾山の登山道付近でツキノワグマが確認されていたと発表した。観光客でにぎわう高尾山にもついに熊が現れたとあり、世間には驚きが広がったが、地元ハンターたちにとっては意外なことではなかったのだ。
昨年は東京都青梅市の駐車場や奥多摩町の渓流などで熊の出没が相次ぎ、けが人も出た。背景には餌不足があったとされるが、その状況は今年も続いているのか。岩手大学農学部准教授の山内貴義氏が解説する。
「今年は、餌となる木の実がよく実っています。山に実があれば、熊は本来、人里には降りてきません。ただ、昨年の大量出没で人慣れしてしまった個体が多い。冬眠前に餌を探してふらっと人のいる場所に出てきているのでしょう」
庭に「柿の木」がある家は要注意
秋には果実を求めて人家のそばまで近づくこともあるという。奥多摩在住のベテランハンター清水光弘氏が言う。
「今年はヤマグリが多いけれど、それがなくなればカシの実や柿の実を求めて移動します。街中まで出てくる可能性は低いですが、自宅に柿の木があれば注意が必要です」
紅葉の行楽シーズンに、熊と鉢合わせ、なんてことは避けたい。どう備えればいいのか。
「人に慣れているとはいえ、大人数の相手には警戒して近づいてきません。山に入るなら、人の多い登山道から外れないことが大切です。
【こちらも読む】『殺人グマが“絶対防衛ライン”圏央道を突破、ついに東京襲来か…背筋も凍る奥多摩はいま【現地を徹底取材】』
「週刊現代」2026年10月12日号より
