【アジア大会】リレー侍・桐生の危機感「口では金メダルと言うけれど…」「結局走力でなんとかしないと」
◇愛知・名古屋アジア大会第10日 陸上(2026年9月28日 パロマ瑞穂スタジアム)
男子400メートルリレー決勝が行われ、日本(多田修平、小室歩久斗、桐生祥秀、小池祐貴)は38秒57で5位に終わった。中国が38秒17で金メダルを獲得。2位に台湾が入り、韓国、タイと続いた。
1走・多田、2走・小室で流れに乗れず、全区間を通してバトンワークに精彩を欠いた。3走・桐生から4番手で受けた4走・小池は一つ順位を落とした。4大会連続のメダルを逃し、桐生は「口では金メダルと言うけれど、心のどこかでメダルを獲ったらいいかなという雰囲気があった」と打ち明けた。
18年ジャカルタ大会で金メダルを獲得。当時を知る桐生は「ジャカルタで金メダルを獲った時は何が起きても金メダルは余裕だね、という雰囲気だった。どこかで自信を取り戻さないとダメだと思う」と言う。「バトンパスにフォーカスされるのはいいけど、結局走力でなんとかしないといけない」。37秒43の日本記録で銅メダルを獲得した19年世界選手権ドーハ大会は、自身を含め多田、サニブラウンと9秒台、10秒0台のメンバーが名を連ねていた。「今、若手が伸びてきていると言っても(10秒)1台は多くても、0台、9秒台はまだいない」。今大会は桐生、多田、小池と4人中3人が30代。「30代が3人もいるのはいいことかもしれないし、悪いことでもある」とし、「37秒を出さないといけないけど、今の日本は簡単なことではない」と厳しい現実を受け止めた。
SNS上でメンバー選考に疑問の声が挙がっていることにも触れた。「みんなSNSを見ている。もちろん分かった上でこの4人は立っているので、そこはみんなを批判しないでほしい。今のベストメンバーがここ」と話した。

