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 NHK連続テレビ小説「ブラッサム」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)が28日にスタートし、女優の松たか子(49)が朝ドラデビューを飾った。松は参加した取材会でヒロイン役を演じる石橋静河(32)への「邪魔したくないという気持ち」という思いなどを語った。

 今作は大正から平成にかけて活躍した、山口・岩国出身の作家の宇野千代をモデルに描かれる。85歳のヒロインを加賀まりこ(82)が演じ、松はその秘書役を演じる。

 初の朝ドラ出演には「思いもしなかったこと」と率直な思いを明かした。NHKでは大河ドラマ出演や紅白歌合戦の司会を経験しているだけに、これまで朝ドラに縁がなかったことは視聴者にとっても驚きが大きいだろう。松は「朝はね、爽やかな人が出た方が良いって結果なんだろうなと思ってはいました。本当に(自身が)朝の爽やかな画面じゃないんだろうなっていう」と自虐的ユーモアを交えて、報道陣を笑わせた。

 「想像以上にもの凄い数のスタッフが関わっていた」と、まるで若手のような新鮮なコメントも飛び出した。シーン数が多いわけではなく、加賀とのシーンでポイントごとに登場するという。「(スタッフに)多分ずっと覚えていただけないまま終わるだろうな。多くは望まず、呼ばれたら大阪に行く、そのぐらいの謙虚な気持ちでいます」と控えめに話した。

 秘書を演じる上での意識も明かした。ヒロインを「自分が成し得なかったこと、自分が見たことのない風景だったり、キラキラした時間を共有させてもらっている憧れの存在」と捉える一方で、秘書は自身を犠牲にしたり、ただ遠慮するだけの役柄ではないと考えている。「そばにいて、(ヒロインにとって)いいことや感動したことを共有できる存在」と表すとともに、「“好きなんですここにいるのが”って感じでいるような秘書になればいいのかな」と心がけている。

 25日に公開された主演映画「ナギダイアリー」でも石橋と共演している松。「たまたま本当に『ナギダイアリー』と近いタイミングで『ブラッサム』が始まるので、なんか本当に(石橋を)邪魔したくない。またおまえか!みたいな感じ」とも笑った。

 一方で「共演の縁が続いたことは凄くうれしい。朝ドラに出させていただくことも含めて、なかなかそうしようと思ってもそうなるものでもない」ともコメント。「それはこのタイミングに乗っかる、そこを受け入れるのもいいことなのかなと思っています」と、石橋との縁に素直に喜びも表現した。

 今作のモデルの宇野は4度の結婚をするなど、常に前向きで自由闊達(かったつ)な生き方をしていたことで知られている。その世界観については「奔放と言っちゃうと簡単と思うんですが、そういう女性像で朝の連続テレビ小説を描くってなかなかチャレンジなんじゃないかなと思うんです」と述べた。そして「“奇麗”にしないで、いろんな生き方を描いてくれるといいな、そこにチャレンジしていってほしいなと思って楽しみにしています」と物語の展開に期待を寄せた。