不安を和らげる食べ物やコツを産婦人科医が指南 200種類の不調を迎え撃つ「女性の更年期の乗り越え方」
不調には個人差があり共感されづらい
男性にとってのテストステロンと同じく、女性の体内で作用しているのが、女性ホルモンの一種「エストロゲン」です。排卵や妊娠など女性の生殖に関する能力を司るほか、お肌の弾力性や髪の毛の艶やかさなどにも関わっています。
ただし女性の場合、50歳前後でエストロゲンの生産量が急激に減ってしまうことで閉経を迎える。
脳が女性ホルモンを作るよう指令を出しているにもかかわらず、工場である卵巣が働けない状態が、女性にとっての「更年期」というわけです。
女性の更年期の不調は200種類もあると言われていて、動悸や抑うつ、関節の痛み、睡眠障害などさまざま。個人差があって共感されづらいのも、女性にとっては負担です。
不安を和らげるカギは「触れ合い」
閉経してから手を尽くしても、エストロゲンを増やすのは非常に難しい。ただし減っていくスピードを和らげることは可能です。
よく「更年期にいい」と言われるのが大豆。大豆が元となるエクオールという成分は、エストロゲンに近い働きをするうえ、大豆は不足しがちな植物性タンパク質も豊富です。
またメンタルを整えるビタミンBや、カルシウムとともに骨を強くするビタミンKも大事な栄養素。鶏のむね肉やもも肉にたくさん含まれています。
あるいは人と触れ合い安心を感じることで、エストロゲン減少によって生じる不安感を紛らわせるという方法も効果的です。ペットの犬や猫をなでたり、親密な誰かとハグしたりするのもいいですね。
ゆらぐ更年期を乗り越えれば、70代以降は元気に過ごせる女性が多い。目の前の不安にとらわれず、先の未来を見てほしいです。
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「週刊現代」2026年9月28日号より
