◆愛知・名古屋アジア大会 第9日 卓球(27日、スカイホール豊田)

 女子シングルス準決勝が行われ、前回23年杭州大会銀メダルで世界ランク6位の早田ひな(日本生命)が前回女王で同2位・孫穎莎(中国)と再戦し、1-4で敗れ、銅メダルを獲得した。前回大会決勝、今大会の24日の団体決勝では1-4で敗れた「壁」にまたしてもはね返され、通算21連敗。1994年広島大会の小山ちれ以来、日本勢32年ぶりの金メダルの目標に一歩届かなかった。早田は試合後「やっとちゃんと試合になった。試合の駆け引きで差が出てしまった感じ。成長を実感できたが、それでも1-4で負けてしまった。実力の差をより感じる試合になった」と振り返った。

 第1ゲームは序盤からリードを許し、6-11で先取される。第2ゲームの序盤はリードを奪い6-1としたが、そこから孫の猛攻に遭い、9連続失点を許した。6-7からフォアハンドストレートで右を抜かれた際には思わずガクッと肩を落とし、7-11で2ゲームを失った。

 第3ゲームの8-8では、懸命に長い左手を伸ばしながらフォアハンドで得点を取るファインプレーを見せ、11-9で1ゲーム返した。勢いに乗りたかったが、第4ゲームは9-11。中国ファンによる「加油!(頑張れ)」の応援も熱を帯びる中、巻き返すことができず、第5ゲームも5-11で終戦した。

 パリ五輪など数々の大一番で戦ってきた孫とは通算20連敗で迎えた。今大会の団体決勝では0-2の第3ゲームこそ奪ったが、孫の猛攻にあって敗戦。「1ゲーム取ったからこそ、いろんな経験をさせてもらえた。シングルスに生かしたい」と雪辱に燃えていた。

 シングルスでは目標の頂点に届かなかったが、張本美和(木下グループ)と組む世界ランク1位の女子ダブルスでは銅メダル以上が確定。28日の準決勝で同3位の杜凱琴、呉詠琳組(香港)と対戦する。前回23年杭州大会は団体銀、女子シングルスで銀を獲得しており、今大会では団体銀、女子シングルスで銅。成長を実感するエースペアでアジアの頂点をつかみに行く。