阪神・佐藤輝明「大きい1勝」特大37号ソロで藤村、バース、金本に続く球団4人目の2年連続100打点
◇セ・リーグ 阪神8─3DeNA(2026年9月26日 横浜)
阪神・佐藤輝明内野手(27)が、26日のDeNA戦(横浜)で2打点を挙げ、2年連続100打点に到達した。藤村富美男、バース、金本知憲に次ぐ球団4人目で、生え抜きの左打者に限れば猛虎初の偉業。節目を刻んだのは7回先頭での37号ソロだ。キング争いで森下に2本差とし、3冠王に一歩前進した。今季のDeNA戦カード勝ち越しを決め、2位以内が確定。優勝マジックは「4」となり、最短30日のセ・リーグ連覇がくっきりと見えてきた。
栄冠へと続くひと筋の光が、秋雨にぬれる横浜の空を彩った。7-3で迎えた7回、先頭打者で第4打席に入った佐藤輝は、石田健が初球に投じた132キロカットボールを振り抜いた。打った瞬間、スタンドインを確信させる弾道で、白球は青いレインコートが揺れる右中間席上段へ消えた。初回1死一、三塁の先制中犠飛と合わせ、この日2打点目となり、2年続けてシーズン100打点に達した。
「勝利で締めくくれて良かった。(100打点が)勝ちにつながったので、良かったです。大きい1勝です」
前日25日の一戦、猛虎は5安打1得点。好機でのつながりを欠き、DeNAの執念に屈して8回逆転負けを喫していた。連敗での帰阪は許されない。29日からは甲子園でヤクルト、巨人との3連戦。「聖地胴上げ」のためにも、決して負けられないゲームだった。4番の気概は初回から打線に波及。塁上を賑わせた1~6番で全8得点。2犠打の7番・元山、2点二塁打の8番・坂本と、下位打線も存在感を発揮。懸命に食い下がろうとするDeNAを蹴散らした。
「本当にいい攻撃ができたし、守る方もいいプレーも出たので、良かったですね」
2回1死一塁では古市の三遊間を襲う打球を飛び込んでキャッチ。即座に二塁へ転送し、ピンチを脱した。堅守も魅せた背番号8の、2年連続100打点。48~50年藤村富美男、85~86年バース、04~05年金本知憲以来、猛虎史上4人目の金字塔だ。生え抜き左打者に絞ると、佐藤輝が初。こちらも大台のシーズン40号まで残り7試合で3発となり、「2年連続40号&100打点」も射程圏に捉えた格好だ。
優勝マジックは一つ減って「4」となった。最短で30日ヤクルト戦で藤川監督が甲子園の夜空に舞う。23年、25年に続く3回連続の「聖地V」も、佐藤輝にとって大きなモチベーションだろう。山あり谷ありのシーズンも、いよいよ最終盤。感動のフィナーレを迎える準備は、着々と整いつつある。(八木 勇磨)
○…佐藤輝(神)が初回の犠飛と7回37号ソロの2打点でシーズン100打点に到達。昨季の102打点と2年連続の大台は21、22年の村上宗隆(ヤ)以来。阪神では48~50年の藤村富美男、85、86年バース、04、05年の金本知憲に続く21年ぶり4人目。生え抜き左打者では初の記録となった。
○…シーズン打率は未確定ながら目下リーグトップの打率・315で「打率3割、30本塁打、100打点」も射程圏。阪神では05年の金本まで6人が10度達成している。
○…阪神はDeNAに勝って優勝へのマジックを「4」に減らした。現時点の最短V決定は30日のヤクルト戦(甲子園)になるが、マジック対象チームの巨人が27日ヤクルト戦、29日広島戦の2試合に勝った場合でも、阪神が29日からの3連戦に全勝すれば、10月1日の巨人戦(甲子園)で優勝が決まる。
○…DeNA戦は1試合を残して13勝11敗とし4年連続のカード勝ち越しが決定した。巨人、ヤクルト、中日に続く今季4球団目で、残る広島戦も3試合を残して11勝10敗1分け。セ・リーグ全球団に勝ち越しなら62年、23年に続くチーム3度目になる。
○…この日、DeNAのシーズン3位が確定したため、すでにCS進出を決めている阪神と巨人のシーズン2位以上が決定した。

