中国も震えた18歳の執念 「差は最終スコアほど大きくはない」王国メディアも張本美和の健闘に賛辞「次の決勝でも立ちはだかるだろう」【アジア大会】

写真拡大 (全2枚)

18歳と若い張本は、まだまだ成長の余地を残している(C)Getty Images

 今回も強大な壁を越えられなかった。

 愛知・名古屋アジア大会の卓球女子団体は、9月24日の決勝で日本と中国が対戦。中国が3-0で勝利し6連覇を達成した。日本は前回大会に続いての銀メダルに終わった。

【動画】歴史を変えた世界1位撃破! 張本の大金星シーンをチェック

 日本は第1試合で早田ひなが孫穎莎に1-3で敗れると、第2試合には張本美和が登場。王曼昱を相手に第1ゲームを11-6で奪い、第2ゲームは落とすも、第3ゲームを11-9で制してゲームカウント2-1とリード。しかし、その後は王曼昱が巻き返し、勝負は最終第5ゲームへ。一進一退の攻防が続く中、張本は終盤まで食らいつき10-10としたものの、最後の2ポイントを奪われ10-12で敗れ、白星に届かなかった。

 続く第3試合でも伊藤美誠が蒯曼に0-3で敗戦。日本は1勝が遠く、力の差を見せつけられる形で王者中国の前に屈した。

 この日は女子決勝の前に行われた男子団体の決勝で日本が中国を破り、60年ぶりとなる金メダルを獲得。女子でも中国を相手に快挙が期待されたが、無念の結果に。だが、第2試合で接戦を演じた若きエース張本の戦いぶりは、試合終了後、中国メディアでも大きく取り上げられている。

 中国ポータルサイト『捜狐』は決勝後、王曼昱と激闘を繰り広げた張本について、「勝利まであと一歩、届かなかった」と振り返りながら、健闘を称えている。

 さらに、「今回、中国の強さを思い知らされたからといって、挑戦をやめるわけではない」と綴っており、「中国代表にとって、今回の3-0という勝利は確かに見事だった。しかし張本美和が最終ゲーム10-10まで持ち込んだことを考えれば、両者の差は最終スコアほど大きくはない」などと評価。

 また、「張本はまだ18歳だ」と説きながら、今後の見通しとして、「彼女は今も成長を続けており、経験も積み重ねている。次に対戦したときには、10-10から今回のように攻め切れないことはないかもしれない」と予想。その上で、「次の中日女子団体決勝でも、彼女は中国の前に立ちはだかるだろう」と警戒感を示している。

 日本はまたしても中国の牙城を崩せなかった。それでも、中国メディアも舌を巻く張本の驚異的な粘りは、対戦相手を凌駕してもおかしくはないほどだった。そう遠くない将来、日本チームを頂点へ導く存在となってくれることを期待したい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]