ふるさと納税返礼品を「越前がに」と表示 原材料の半分以上は別のカニ 寄付額は1億円超 農水省が福井・越前町に措置命令
農林水産省は、ふるさと納税サイトで福井県越前町が「越前がに」と表示していた返礼品について、原材料の半分以上にほかのカニが使われていたとして地理的表示保護制度違反で措置命令を出しました。
農水省によりますと、福井県越前町は、ふるさと納税のポータルサイトに少なくとも2020年9月から2026年4月までの間、原材料の半分以上に「水がに」を使用しているにもかかわらず、「越前がに」と表示して返礼品を掲載していました。
こうした表示は、甲羅盛りやむき身など2つの返礼品で確認され、これまでに4716件申し込みがあり、寄付金は約1億円にのぼるということです。
「越前がに」は、2018年に地域の特産品をブランドとして保護する「GI=地理的表示保護」制度に登録されていますが、農水省は、基準を満たさないものが「越前がに」と表示されたことが地理的表示の不正使用にあたるとして、越前町に対し表示の取り消しとともに原因究明や再発防止措置を命じました。
越前町は「2025年10月に返礼品に水がにが使用されていた可能性を事業者から聞いていたが、GI法に関する理解が十分でなく、表示に問題あるとの認識に至りませんでした」とコメントしています。
(※画像は「越前がに」の資料写真)

