第3ゲーム、得点を決め雄たけびを上げる張本智和(カメラ・宮崎 亮太)

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◆愛知・名古屋アジア大会 第6日 卓球(24日、スカイホール豊田)

 男子団体決勝で、世界チームランク2位の日本は、8連覇中の同1位の中国と対戦。シングルス3戦先勝方式で、1勝2敗であとがなくなった日本は、第4試合に世界4位・張本智和が出場し、同1位の王楚欽を3-0のストレートで破る大金星を挙げて2勝目を挙げた。張本は第2試合でも勝って1人で2勝。日本は2勝2敗に並び、最後の第5試合で左腕エースの世界3位の松島輝空が同15位の温瑞博と対戦する。

 過去3勝14敗と大きく負け越している世界1位の王の壁に1ゲームも落とすことなく、張本が勝った。第1試合でダブルエースの世界3位・松島輝空が2ゲーム連取から逆転負けしたシングルス最強の王を撃破。大物から値千金の2勝目だ。張本は得点が決まるたびに“十八番絶叫”「チョ~レ~イ!」を会場に響かせた。

 日本は自国開催では初となる1966年バンコク大会以来、60年ぶりの金メダルを目指す大一番の中国戦のオーダーに、松島輝空、張本智和(トヨタ自動車)、戸上隼輔(井村屋グループ)を選抜。会場のスカイホール豊田は満員に近い観客を動員し、試合前から中国国旗カラーのバルーンスティックでの応援が響き「加油(中国語で頑張れの意)」が渦巻いた。

 アウェー状態の会場で、松島の第1試合の第3ゲーム中盤には、松島の向かい側の客席で観客がカメラのフラッシュ。マナー違反に松島が観客席に向かって指さしし、注意する場面もあった。

▽試合順(右は中国選手)

⑴世界3位・松島 2●3 世界1位・王楚欽 

⑵世界4位・張本 3〇1 世界15位・温瑞博

⑶世界13位・戸上 1●3 世界8位・林詩棟

⑷張本 3〇0 王楚欽

⑸松島ー温瑞博

 “アジア版五輪”で、日本は前回23年杭州大会の準々決勝でイランに敗れた悔しさを胸に臨む。左利きの松島、右利きの張本のダブルエースを擁し、1次リーグはモルディブ、ウズベキスタンに2連勝し、B組首位突破。22日の準々決勝でカザフスタン、23日の準決勝では、40年間2位以上を守ってきた難敵・韓国を撃破。ここまで4戦に全てストレート勝利で勝ち上がり、82年ニューデリー大会以来、44年ぶりの銀メダル以上を決めている。

 群雄割拠の男子卓球界で、世界チームランク1位の中国はシングルスで21年東京、24年パリ五輪金メダルの樊振東が代表から離れ、シングルス世界ランク1位の左利き・王楚欽が大黒柱でけん引する。同6位の林詩棟が2番手を張るが、日本の松島、張本の方がランクが高いのが現状だ。“最強布陣”が雪辱を胸に、同種目で97年アジアチームカップ(3〇1)以来の中国撃破なるか。

▽中国 ※WR=世界ランキング

黄友政(21)WR65位

林 詩棟 (21)WR8位

王楚欽(26)WR1位

温 瑞博(19)WR15位

向鵬(23)WR22位

▽日本

▼松島輝空(19) WR3位

▼張本智和(23)=トヨタ自動車= WR4位

▼戸上隼輔(25)=井村屋グループ= WR13位

▼篠塚大登(22)=東都観光バス= WR18位

▼宇田幸矢(25)=協和キリン= WR26位