(まとめ)日経平均は一時1,200円超上昇も後場伸び悩み495円高の65,513円で続伸
東京市場まとめ
1.概況
日経平均は457円高の65,476円と続伸して取引を開始しました。寄り付きから、上げ幅を拡大した日経平均は9時31分には66,249円まで上昇し、この日の高値をつけました。その後は高値圏でもみ合いも、前引けにかけて伸び悩んだ日経平均は864円高の65,883円で前引けとなりました。
後場は方向感の定まらない展開となりました。節目の66,000円を割り込んで推移した日経平均は徐々に伸び悩み、最終的には495円高の65,513円で4日続伸となりました。
2.個別銘柄等
太陽誘電(6976)は4.7%安の8,935円をつけ、反落となりました。18日、国内証券が同社の投資判断を3段階で最上位の「アウトパフォーム」から真ん中の「ニュートラル」に、目標株価も従来の1万9900円から9,800円と約半分に引き下げました。大きな引き下げを嫌気した売りが優勢になりました。
パナソニック ホールディングス(6752)は5.2%高の4,508円をつけ、大幅続伸となりました。18日、外資系証券が同社の目標株価を従来の5,100円から5,400円に引き上げ、これを材料視した買いが入りました。アナリストは、「データセンター関連企業の中で相対的に堅調を維持している」と指摘しています。
東海カーボン(5301)は一時7.3%高の2,283.5円をつけ、年初来高値を更新しました。24日、日本経済新聞は同社は「半導体関連事業の2030年12月期の利益を26年12月期の2-3倍に伸ばす」と報じ、業績拡大への期待感が買いを呼びました。
日本取引所グループ(8697)は1.7%高の2,274円をつけ、反発しました。24日、2027年3月期(今期)の当期純利益は前期比33%増の1050億円を見込むと発表しました。今期2度目の上方修正となり、従来予想の985億円(同24%増)から大台の1000億円への引き上げを好感した買いが入りました。加えて今期の年間配当計画は、1株あたり82円(前期は61円)と従来から5円積み増したことも評価されています。
高性能計算機を提供するHPCシステムズ(6597)は3.6%高の4,185円をつけ、6日続伸となりました。18日、パソコンやモニターなど産業用IT機器を手掛けるドイツのTLエレクトロニックと資本業務提携すると発表しました。この業務提携により、欧州への事業拡大といった期待感が買い材料となりました。
VIEW POINT: 明日への視点
半導体銘柄を中心に買いが入った日経平均は一時1,200円超上昇しました。一方でTOPIXは続落となりました。金利上昇などが重荷と見られる中で、後場は伸び悩みました。明日に向けて、米ワシントンで開かれる米中首脳会談や米連銀総裁の講演などが注目材料となります。後者は具体的には、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁やクリーブランド連銀のハマック総裁の発言などが挙げられます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部

