美容外科医の高須幹弥氏が自身のYouTubeチャンネルで「高須クリニック監修Netflixドラマ「ダウンタイム」全話観たので解説します」を公開した。高須クリニックが監修を務めた美容整形ドラマを題材に、劇中で描かれる業界の裏側がどこまでリアルなのか、現役医師の視点から踏み込んで解説し、業界が抱える闇に警鐘を鳴らしている。

動画の冒頭、高須氏はドラマの視聴感について「整形が怖くなったと思う」と投げかけた。劇中で描かれる裏社会のような描写についても「現実はもっともっとドロドロしている。実際の10分の1くらいしか見せていない」と断言。自由診療ゆえに売上重視で患者を回すクリニックの存在や、「まともな医者がいない」という衝撃的な実情を暴露した。

続いて高須氏は、SNSで急増する整形依存症の問題に言及。「顔面課金」と称して手術を繰り返す人々の心理について、「自傷行為の一環として整形する人が多い」と分析した。さらに、豊胸手術を受けた女性の自殺率が一般よりも高いというデータを示しつつ、精神的なケアの重要性を訴えた。また、美容クリニックのネット上の評判についても「悪い口コミは削除する工作部隊がいる」と明かし、安易に口コミを信用することの危険性を強調。研修期間を終えてすぐに美容外科医になる「直美(ちょくび)」や、犯罪歴のある医師が裏で執刀する「ゴーストオペレーター」といった業界の構造的な欠陥にも鋭く切り込んだ。

最後は、末期がん患者が「棺桶に綺麗に入りたい」とフェイスリフトを希望するケースなど、美に対する患者の切実な思いに触れつつ、自身もドラマの後半に一瞬だけ出演しているとお茶目にアピール。「良ければ見てください」と視聴者に呼びかけ、動画を締めくくった。