子どもNISAで教育資金の積み立て

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 SBI証券やマネックス証券などネット証券が10月1日から「こどもNISA」の事前受け付けを開始する。キャンペーンを実施している金融機関もあり、口座の争奪戦が激しくなりそうだ。

 SBI証券はSBI新生銀行と連携し、上乗せ金利キャンペーンを来年1月末まで実施中だ。条件を満たすと、SBI新生銀行の円定期預金に年21.3%の上乗せ金利が適用される。実際に上乗せ金利が適用されるのは1カ月間で、預け入れ上限は60万円。得られる利息は、通常の金利分を含めて約8570円だが、新規口座開設の場合には最大2000円のプレゼントもあるため、特典は1万円を超える。

 キャンペーンを利用するには、SBI新生銀行に子どもの銀行口座を、SBI証券に子どもの証券口座を開設することなどが必要になる。

 マネックス証券は「dポイントご家族・ご友人紹介プログラム」の対象に、こどもNISAの開設を追加予定。条件を満たすとdポイントが最大3万5000ポイント付与される。

 すでに親がSBI証券やマネックス証券を利用している場合には、こどもNISAの口座も同じ証券会社に開設すれば管理しやすい。検討の価値はありそうだ。

 では、こどもNISAには、そもそもどんなメリットがあるのか。一つは、親のNISAの非課税枠がいっぱいになっているケースだ。NISA枠は1人1800万円なので夫婦で3600万円。この枠を超えてしまう場合には、こどもNISAを利用して子どもの教育資金などの積み立てに利用する方法がある。こどもNISAは年間60万円、最大600万円までの非課税投資が可能。また、一定条件を満たすと、12歳以降に払い出しができるので、進学に合わせて資金を利用できる。

 もう一つは祖父母などから贈与を受けるケース。贈与税には年間110万円の基礎控除があり、この範囲であれば非課税で贈与を受けることができる。こどもNISAの開始をきっかけに教育費などの援助を相談してみるのもいいだろう。

 ただし、子どもが口座の管理にかかわっていない場合などには税務署に否認される可能性がある。この機会に子どもの金銭教育も兼ねて一緒に資産運用を考えるのもいいだろう。

(向山勇/ジャーナリスト)