次世代の天皇となる悠仁さま。物議を醸した皇室典範改正を受け、皇室の将来はどこへゆくのか。初めて明かされる悠仁さまの貴重な肉声、そして新たな障害とは--。(「週刊文春」2026年8月13日・20日号掲載の記事を編集し、特別再公開)

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次世代の天皇のご結婚

 遠くない将来に訪れるはずの悠仁さまのご結婚についてはどうか。

 昨年3月、成年にあたっての記者会見ではこう述べられていた。

「理想の時期や相手についてまだ深く考えたことはありません」

 悠仁さまのご結婚において切っても切り離せないのが、秋篠宮家特有の家庭環境だ。悠仁さまが誕生された直後、06年11月の誕生日会見で秋篠宮は、女性皇族の役割に関して、

「私は女性皇族、男性皇族という違いは全くないと思っております」

 と言及されていた。

「秋篠宮は悠仁さまが誕生した際、『“上(姉2人)”と同じように育てたい』と語っておられました。皇室の世界においても“ジェンダー平等”の意識をお持ちだったのです」(秋篠宮家関係者)

悠仁さまは佳子さま(左)の12歳下 ©時事通信社

 19年の御代替わり以降は、その意識がさらに強まっておられる。それまで誕生日会見では紀子さまを「家内」とお呼びになっていたのが、18年を境に「妻」が増え始め、19年からは「家内」は一切なくなっていたのだ。

「御代替わりに際し、側近の名称を秋篠宮の主導で見直されたことにも通じます。東宮職では側近を侍従や女官と呼びましたが、皇嗣職では男女の区別がなくなり、一律『宮務官』と呼ぶことになった。性別ではなく、適性や能力で仕事を割り振るべきというのが秋篠宮のお考えです」(同前)

 伝統だけに囚われない感覚をお持ちの秋篠宮。そうした教育方針のもとで育てられたのが、長女・眞子さんだったが、

「小室圭さんとの恋愛結婚を巡り、ご両親と衝突。次女・佳子さまも眞子さんの味方につかれました。家族仲に亀裂が入る様子を、多感な時期だった悠仁さまも見てこられ、体調を崩されたこともあった。ご結婚問題には人一倍ナーバスにならざるを得ない環境に置かれてきたのです」(皇室関係者)

お相手女性にかかる猛烈な圧力

 そんな悠仁さまはどのようにして、ご結婚相手を選ばれるのか。

「実は、悠仁さまは戦後初めて、幼稚園から高校まで男女共学で学ばれた皇族です。学習院は初等科までは共学ですが、中高は男女別学となる。悠仁さまの場合、共学のお茶の水女子大附属中を経て、筑波大附属高に進学された。思春期も含め、同世代の女子が身近にいる環境で育たれたことになります」(同前)

 筑波大進学後も周囲には女子学生が少なくはない。

「やどけんは男子が約9割のサークルですが、悠仁さまは、高校時代に始めたバドミントンのサークルも掛け持ちをしています。100人規模のサークルで、女子とダブルスを組んだことも報じられた。ファミレスで夜遅くまでお喋りを楽しんだり、大学の学園祭では女子学生から記念撮影を求められたりもしていました」(前出・筑波大関係者)

 とはいえ、現実的にこうした市井での出会いの中でご結婚相手を見つけられることはあるのか。

「秋篠宮は、自ら立ち上げられたサークル『自然文化研究会』を通じ、紀子さまと親しい間柄となられました。秋篠宮自身、かつて『学生時代に結婚相手を見つけないと難しくなる』と語っておられた。卒業後は様々な監視の目があり、学生時代のほうが自然な形で女性と出会いやすいと考えておられたようです」(前出・秋篠宮家関係者)

 ただ、悠仁さまは天皇になることが宿命づけられている存在だ。

「比較的自由なお立場だった秋篠宮殿下に比べ、天皇陛下は様々なお相手候補が取り沙汰されてきた。そんな中で想いを寄せられたのは、1986年にスペイン王女の歓迎茶会で出会われた雅子さまでした。外務省幹部だった父・小和田恆氏と参加されていたのです。その後、距離ができたものの、天皇陛下自ら宮内庁に申し入れるなどし、6年後に再会の機会を設けた。そして結婚を実現させたのです。悠仁さまの場合も、お相手が完全な一般人というわけにはいかない。雅子さまのような深い教養や、一定の家柄も必要条件として考慮されるでしょう」(前出・宮内庁関係者)

 では今回、改正皇室典範が公布されたことで状況は変わるのだろうか。象徴天皇制に詳しい河西秀哉・名古屋大大学院教授が解説する。

「皇統の継承資格を男系男子に限定し、旧宮家の男系男子を養子として迎え入れる制度が盛り込まれた。しかし、養子制度は国民の間での賛否が二分しており、現実味も乏しい。当然、次世代で唯一の男系男子である悠仁さまへの比重が極めて大きくなる。限られた条件の中でご結婚が成立したとしても、お相手の女性は猛烈な『男子出産』圧力をかけられることになるのです」

 健やかにご成長され、様々な公務にも励まれてきた悠仁さま。だが、皇室典範改正がご結婚に新たな障害を生み出している。

《「週刊文春 電子版」では、他にも皇室典範改正でさらに注目が集まる悠仁さま、愛子さまに関する記事を配信している》

「東京の家、今度ぜひ観に来て」20歳になられた“次世代の天皇”悠仁さまがご学友をお誘いに…大学生活で見せる等身大の姿〉へ続く

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2026年8月13日・20日号)