キーコーヒー、喫茶店・料飲店・ホテル・社食の活性化図る製品が一堂に 業務用市場向け展示会「フード&ワイン提案会 2026」開催
キーコーヒー9月10日、東京都立産業貿易センター浜松町館(東京都港区)で業務用市場向け展示会「フード&ワイン提案会 2026」を開催して、喫茶店・料飲店・ホテル・社食(事業所給食)の活性化図る製品を一堂に並べたほか、出展約30社が様々な食材やワインをアピールした。
同展示会は2022年から毎年開催され、5回目となる今回は来場の事前登録者数が約500人に達し過去最多を記録した。来場者は、事業所給食やホテル関係者が多いという。
展示会では、多様な業態やニーズに合わせられるようにトレンドを捉えた業務用製品をきめ細かく取り揃えた。

この日、取材に応じた柳雅人事業本部長は「口座数にしてお客様の約6割を占める個人店のお客様には体験価値が高まるような提案をしつつ、残り約4割の宿泊施設など観光業界のお客様に対しては、よりお値打ちで質の良いものを提案して売上シェアを拡大していきたい」と意欲をのぞかせる。
展示会は、営業担当の人手不足や働き方改革による勤務時間の減少を補う施策でもある。
「お客様にお越しいただき、ここで営業担当が細かく説明し、後日、営業担当がお客様を訪れて商談が成立すれば、非常に効率おいい営業活動になる」とみている。
他部署同士の交流も見込む。
「小さなコミュニティで営業している部署が多く、一堂に会することで、スキルアップや商品知識の習得につながることはもちろん、チームワークも醸成される」と述べる。
児玉道春事業本部事業推進部チームリーダーは、来場者からのフィードバックに期待を寄せる。
「お客様が今求めていることを感じて、開発や仕入れにつなげ展示会を充実したものにしていきたい。例えば、ワインや食材に関してはプロの会社の皆様に学ぶということも、売ることと同じくらい重要」と捉えている。

今回のキーコーヒーの展示の目玉の1つが「コーヒーと食の楽しさ」をコンセプトとした業務用食材の新ブランド「クレダルジャン」。複数のブランドを統合して今春に立ち上げられたブランドで、現在、旧ブランドと切り替え過程にある。
会場では「クレダルジャン」のケーキと「トアルコ トラジャ」とのマリアージュを提案。「業務用食材を30年以上売ってきたが、基本に立ち返って、コーヒー会社としてアプローチできる食材をもう一度見つめ直してお客様に提案していく」という。
ホテルのラウンジなどワンランク上の場所に向けた高付加価値製品としては、9月1日から家庭用でも展開しているイギリス発オーガニックハーブティーブランド「Pukka(パッカ)」を提案。

ニュージーランド産コーヒーシロップ「SHOTT(ショット)」ブランドからは7月に「マンゴー」を新発売したところ、導入先ではドリンクメニュー以外にかき氷やアイスへのトッピングなど多彩にアレンジされ好スタートを切った。
「SHOTT」全体では「2023年から展開して徐々に国内のお客様では認知を得て安定したオーダーもいただけるようになった」との手応えを得る。
今後については「このカテゴリはシーズンや毎年のトレンドにしっかり乗っかっていかないといけない。乗っかることが売上を加速させることになるため、トレンドを見ながら次の新しいフレーバーを模索して新しい売りを作っていきたい」と力を込める。
ワインでは、オーストラリアの名門「アンゴーブ・ファミリーワインメーカーズ」をアピール。同ワインは「家族経営の生産者が土づくりからオーガニックでぶどうを育てて、キーコーヒーに提案して下さった」ものとなる。
業務用市場全体の販売動向については「ホテル・宿泊業の売上が拡大している」という。
政府が2027年4月の導入を決めた食料品の消費減税については「テイクアウトをもう一度推奨すべく、テイクアウトに適した容器や食材、原価の計算などをサポートして飲食店さまが不利益を被らないような形を現在模索しているところ」と語る。
なお「フード&ワイン提案会」は初の試みとして10月下旬に札幌でも開催される。
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