上召窯秦陵、戦国時代末期の秦王級墓葬と確認 中国陝西省

【新華社西安9月19日】中国陝西省考古研究院は18日、咸陽市渭城区の上召窯(じょうしょうよう)秦陵に関する発掘調査の成果を発表した。墓は戦国時代末期の秦王級の大型墓で、墓主は秦国の華陽太后だった可能性があるという。
同研究院は2018年、西安咸陽国際空港の第3期拡張工事に伴い、工事区域内にある「恭陵」を調査。独立した陵園を備えた「亜」の字形の大型墓であることを確認した。22年には陵園北部を発掘し、補足調査も行った結果、陵園全体の配置や構造がほぼ明らかになった。旧上召窯村の区域に位置することから「上召窯秦陵」と名付けられた。

発掘では、陶、銅、鉄、鉛、玉などを素材とする出土品258点(組)が見つかった。陝西省考古研究院の趙汗青(ちょう・かんせい)館員によると、墓の形状や陵園の構造、出土品の特徴などから、戦国時代末期の秦王級の陵墓と判断された。
周辺ではこれまでに司家荘秦陵など三つの秦陵園が見つかっており、上召窯秦陵は4カ所目。特に司家荘秦陵とは陵園の形状や配置がよく似ており、年代も近いことから、墓主同士に緊密な関係があったとみられる。研究者らは史料や戦国時代の秦の埋葬制度を踏まえ、墓主が華陽太后だった可能性があるとみている。(記者/楊一苗)










