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7月の熊本地震で一部区間が不通となっていた九州新幹線が、地震の発生から52日ぶりに全線での運行を再開しました。

【写真を見る】「待ってました!」連休を前に九州新幹線が全線再開 急ピッチで進んだ復旧工事 熊本地震から52日ぶり

連休を前に各地で「待っていました!」と喜びの声です。

「嬉しい。早起きしなくてもいい」

記者「新八代駅です。下り線の車両が駅ホームに入ってきました。九州新幹線全線再開です」

熊本地震の発生から52日ぶりに復活した九州の大動脈。9月17日までは無人だった新八代駅にも、通勤・通学の利用者など人の活気が戻りました。

通勤で利用「(新八代駅も)入れないように封鎖されていたので。相当復旧に時間がかかると思っていたので、こんなに早く復旧していただきありがとうございますという気持ちです」

通学で利用「(運休中は)いつもより1時間半くらい早く家をでていました。嬉しいです。早起きしなくてもいいので」

断層が大動脈を寸断

最大震度7を観測した熊本地震。断層が大動脈を寸断しました。

JR九州 古宮洋二社長「土木の構造体自体が、30センチから40センチ断層によって動いたのは今まで見た記憶がない」

JR九州によりますと、九州新幹線の熊本駅と新水俣駅の間では、高架橋が損傷したりレールが歪んだりと、約1000か所で被害が確認されました。

交通網の寸断は、県南の観光にも影響を与えました。

水俣市の湯の児温泉にある宿泊施設ではー。

湯の児海と夕やけ吉海哲也さん「7月28日からずっとキャンセルが入って。901件のキャンセル、金額にして4700万」

復旧期間が80日→52日に大幅短縮

急ピッチで行われた復旧工事。当初、80日ほどかかるとされた復旧期間は大幅に短縮され、シルバーウィークに間に合いました。

八代の自宅へ帰る人「(今までは)車で送ってもらっていた。本当にありがたい」

大阪から出張中「鹿児島中央という文字があることも当たり前ではなかった。とても良い風景だと思って写真を撮りました」

利用客が戻ってきた鹿児島中央駅では、改札前の「みやげ横丁」では新幹線を利用する大きな荷物を抱えた人の姿がみられました。

利用客「鹿児島から久留米に新幹線で移動する。(手に持っているのは)ボンタン漬」

再開前は売上が半分に落ち込んでいたという横丁。こちらの店では全線再開を受け18日はいつもより多めに商品を仕入れたそうです。

珍味かごや「新幹線が18日から再開しているので、それにともなってお客さんも増えるかなと。やっぱり違う。新幹線がとまっているときと比べると人の流れが多いと感じる」

タクシーは「入れ食い」

駅前のタクシー乗り場には行列も見られました。

タクシー運転手「もう入れ食いというか普通とは全然違う。新幹線(の影響)でしょう。(忙しいのは)もうおかげさまで」

全線での運行再開による復旧・復興の加速が期待されます。

9月19日から23日までの連休中、九州新幹線の指定席の予約状況は去年の同時期と比べ約160%。上り下りともに19日がピークだということです。

一方、一部区間で不通となっている鹿児島線や肥薩おれんじ鉄道など在来線については完全復旧までにもう少し時間がかかる見込みで、鉄道各社では来月中旬の再開を目指しているということです。