世界の水循環、異常化が加速-世界気象機関

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世界気象機関(WMO)は9月17日、「世界の水資源状況報告書」を発表し、2025年は世界中の河川が過去35年間で最も乾燥した年の一つとなったと指摘しました。陸域の貯水量はここ10年間にわたって減少が続き、世界の主要な氷河地域では4年連続で氷量が失われました。報告書は、世界的な水循環がますます異常で予測困難となりつつあり、水資源の安全保障が長期的なリスクに直面していると警告しています。

報告書によると、2025年には世界の流域面積の約36%で河川流量が正常な水準を下回りました。河川流域のうち「正常」な状態にあるものの割合は7年連続で34%~38%にとどまり、1991年から2020年までの平均46%を明らかに下回っています。

WMOのサウロ事務局長は「地下水、氷河、季節的な積雪は本来、地球が干ばつなどの不利な年に対応する『貯蓄口座』だが、今や使い果たされつつある。地球の陸域貯水量は2014年から2016年ごろに下降傾向が始まり、すでに10年続いている」と述べました。

氷河の縮小傾向も同様に憂慮すべきものです。報告書によると、2025年はすべての地域で氷河の融解が4年連続で確認された年となりました。2023年から2025年にかけて氷河は毎年質量を失い、世界の氷河の累積質量損失量は約1兆4000億トンに上ります。これはオリンピック基準のプール約5億6000万個を満たすのに必要な水量、または世界の年間淡水取水量の約3分の1に相当します。(提供/CGTN Japanese)