JR東海と『映画ちいかわ人魚の島のひみつ』コラボキャンペーン(公式サイトより)

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 この夏、あまりの人気ぶりに方々で限定グッズの“転売”が横行している『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』。企業によってさまざまな対策が取られているが、9月中旬には新たな事実が明らかに--。

【写真】「闇の力を感じる」横流し疑惑を生んだ、異常な大量出品アカウント

「横領されてませんか…?」JR東海にも疑惑

 まず、世間を大きく騒がせたのは回転寿司チェーン『くら寿司』と『ちいかわ』のコラボキャンペーン。8月21日にスタートした企画では、食べ終えた皿を回収ポケットに投入すると抽選でカプセルが当たる『ビッくらポン!』の景品として、ちいかわのフィギュア全5種、缶バッジ全8種、アクリルマグネット全8種が用意されていた。

「多くのファンが楽しみにしていましたが、開始後しばらくして“フィギュアがひとつも出ない”といった困惑の声がSNSに殺到。一方、メルカリにはフィギュアが大量出品されていることが判明し、店舗スタッフによる“横流し”疑惑が浮上したのです。そして9月5日、くら寿司が従業員による不正行為があったことを認め、キャンペーンを中止する事態となりました」(スポーツ紙記者、以下同)

 また、映画入場特典にも疑惑が。

「9月5日から、入場者特典の第4弾としてセイレーン・島二郎・ヒトハ・フタバの全4種の“チャームミニフィギュア”が用意されており、1回鑑賞につきランダムで1個がもらえるとされていました。ところが、多くの劇場で同日中に配布が終了。メルカリに同一アカウントによる第3弾・第4弾のコンプセットが複数出品されているという情報も回り、くら寿司に続き映画館でも“横流し”の疑惑が生じました」

 続け様に発生した“中の人”の不正転売疑惑。さらに、世間からはある鉄道会社のコラボ特典に関しても疑いの目が寄せられて……。

JR東海では、7月8日から10月31日までのイベント期間内に東海道新幹線に乗車し、引き換え場所で乗車証明を提示することで限定グッズが手に入るキャンペーンが実施されています。9月1日からは、第2弾として『オリジナルミニトートバッグ』を配布。

 乗車証明は1日1回しか引き換えできないのですが、本来7回分しか手に入らないであろう9月7日の時点で、なぜかメルカリの同一アカウントから50以上もの大量出品が発見されたのです。ネットユーザーからは“どういう入手経路なんだろう”“またしても闇の力を感じませんか…?”“JR東海さん…横領されてませんか…?”といった声が殺到。通報が相次いだのか、発見されたメルカリの出品者はアカウント停止となりました」

 JR東海は公式サイトで《特典の転売・譲渡は固くお断りします》と記載している。どのような入手経路であれ、メルカリへの出品自体が認められてはいないのだ。

関係者の横領は「考えにくい」

 新たに疑惑が向けられたJR東海ちいかわのコラボ特典。企業としての見解を尋ねるべく9月上旬に問い合わせたところ、広報担当者から返答があった。

 そもそも転売・譲渡の禁止を呼びかけている特典グッズが多く出品されていることに関しては、「複数件のお問い合わせが来ている状況です」とのこと。

 特典の不正な入手・出品への疑惑については、

「ノベルティのちいかわミニトートバックは東京、名古屋、大阪にある3施設が引換箇所となっております。3か所でノベルティの納入数、引換数、在庫数を調査し、不自然な差異がないこと、つまりお客様に引き換えていないノベルティが消失していないことを確認しました。よって、弊社社員を含む関係者が多数のノベルティを横領して転売していたことは考えにくい状況です」(JR東海広報担当者、以下同)

 との回答で、関係スタッフによる“横流し”疑惑は否定した。

 なお、JR東海は9月10日、ミニトートバッグについて、指定の場所で「引換証」による対応へ切り替えることを発表。グッズと直接交換するのではなく、乗車証明書を提示すると引換証の案内に沿って申請することで、準備が整い次第発送される形へ変更された。この対応については、

「大変ご好評につき、各引換箇所では、在庫が切れた時点から引換証による対応を実施しております。ノベルティは、引換証の案内に従って申請いただいた方に、準備が整い次第発送いたします」

 とのことで、転売対策というよりは引換箇所における在庫数も関係しているようだ。

 大きな話題となっているちいかわとのコラボ。転売行為に対する今後の対策を伺うと、

「不正な転売については、かねて弊社としては問題であると認識しており、SMS認証、もぎり機能の導入をはじめとした様々な対策を施してまいりました(対策の詳細についてはセキュリティ上、控えさせていただきます)。ホームページ等でもお知らせしている通り、特典の転売については固くお断りしているところであり、大変遺憾に感じております。今後もお客様に安心して東海道新幹線のご旅行を楽しんでいただけるように努めてまいります」

 との見解を示した。

 もはや転売が発生しないケースのほうが稀有とも言える、ちいかわと企業のコラボ。これまでの事象が学びとなって、ファンが納得できる公正な形となる日は来るのか--。

週刊女性PRIME