NY株式16日(NY時間16:22)(日本時間05:22)
ダウ平均   51461.90(-631.21 -1.21%)
S&P500    7551.81(-33.92 -0.45%)
ナスダック   25978.43(-3.14 -0.01%)
CME日経平均先物 64190(大証終比:+350 +0.55%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は大幅安。序盤はFOMCの結果発表を控え様子見の雰囲気が強かったが、午後にFOMCの結果が公表され、米株式市場は売りが強まった。ダウ平均は一時900ドル超急落する場面も見られている。

 そのFOMCだが、FRBは総じてタカ派にシフトした印象が広がった模様。ボウマン理事は反対票を投じると見られていたが、全会一致での利上げ決定となった。ウォーシュ議長は今回も委員の金利見通し(ドット・プロット)に自身の金利見通しを提出しなかった可能性があるが、仮に据え置きを望んでいたとしても、委員会内では利上げ支持が圧倒的だったことになる。

 最新のドット・プロットは、委員の過半数が今回の利上げを新たな利上げサイクルの始まりと見ていることを示唆し、年内にさらに1回の追加利上げを見込む委員が多数となった。ただ、来年については据え置きを見込んでいる。今回のFOMCを受けて短期金融市場では、10月の追加利上げの確率を50%程度まで引き上げている。

 エコノミストからは保険的な利上げとの位置づけが多く、FOMCは今回の利上げで年内は据え置きを示すと見られていたが、追加利上げの可能性を示唆したことでタカ派なサプライズとなった模様。
 
 エネルギー高やインフレ長期化、利上げ観測など圧迫要因が多い米株式市場だが、ストラテジストからは、短期的には慎重な展開の可能性があるものの、世界経済の底堅さを背景に株式市場は27年半ばまで上昇余地があるとの見方が示されている。

 予想される利上げを受け、スタグフレーションへの懸念から短期的には相場の変動が大きくなる可能性があるが、利上げだけで株式の強気相場が終わるケースは通常少ないという。企業利益の拡大を背景に上昇余地はあると見ており、良好な経済環境が利回り上昇の影響を和らげるほか、来年以降のインフレ低下も株式市場を支えると述べている。

 インテル<INTC>が上昇。SKハイニックス<SKHY>が同社として初めて、米国で半導体メモリーを製造する取引についてインテルと協議していると伝わった。ただ、SKハイニックスは他社との協力について何も最終決定していないとしている。