【地方競馬】セラフィックコールが東京記念V 南関東転入後初の重賞制覇でJBCクラシックへ弾み
「東京記念・S2」(16日、大井)
雨中のスタミナ比べを制したのは単勝1・7倍の断トツ支持を受けたセラフィックコール。重賞4勝目で南関東転入後は待望の初制覇となった。2着に3番人気のリベイクフルシティ、3着に4番人気のディープリボーンが入って堅い決着。4着のマルカンラニ、5着のヴィアメントの2頭を含めた上位5頭が「第36回埼玉栄冠・S3」(10月21日・浦和)の優先出走権をゲットした。
帝王賞4着。南関東同士では役者が違った。大井コース3度目の挑戦で初Vのセラフィックコールが秋の大一番へ最高の流れに乗った。
大外枠から予想通り、ヒーローコールが飛び出したが、これをすぐに内から受けて、馬体を離しながら並ぶように最初の直線へ。ペースが落ち着いた1角手前で2番手に控えたが「ずっと掛かりっ放し。スパートが早いかなと思ったけど、リズム的にそうなった」と吉原寛は苦笑い。向正面過ぎで早々に先頭に立つと、直線はこれに付いてきたリベイクフルシティとの我慢比べ。ラスト200メートル手前で振り切ると一気に突き放した。「最後にもうひと脚使ってくれて、何とかギリギリしのいでくれた」とホッと胸をなで下ろした。
当初の予定通り、JBCクラシック(11月3日)へ向かう。5年ぶりの地元・金沢開催に当レース4勝目となった金沢競馬所属の主戦は「いい形で向かいたいと思ってたけど、最高の形になった」と満面に笑みをこぼした。
内田勝師も「負けられないと思っていた。力で押し切ってくれたね」とひと安心。悲願のJpn1制覇へ小雨の降りしきる夜空からひと筋の光が差し込んだ。
