さだまさし(C)日刊ゲンダイ

写真拡大

 歌手のさだまさし(74)が15日、都内で行われた日本外国特派員協会の記者会見に登壇した。

【もっと読む】加藤登紀子さん「ウクライナの人は生き抜いて」 満州で取り残され1年間、難民生活を経験

 長崎出身で、叔母など身近に被爆者のいるさだ。ロシアのウクライナ侵攻早々に「キーウから遠く離れて」をリリース。平和について言及することについて、「音楽家だと平和について探求する。音楽は脆弱で、不幸になると音楽が止まる。平和でなければ音楽が成立しない」とコメントした。

 人間の孤独さについて聞かれると「コンサートに来てください! 同じような境遇の人がいっぱい座っていますって」と笑わせると、「人生を肯定していくとみんな孤独だということに気づいた」とさだの哲学も披露。

 将来のビジョンについて聞かれると、「計画はしていません、僕は子供のころから落ち着きがなくて、こうしたら、これをしようとか順序だてができない。できていたら借金はしていなかったと思います。あの時の28億円ですよ(笑)」と会場を笑わせた。

 “28億円の借金”の原因となった中国・長江のドキュメンタリー映画については、SNSをきっかけに中国人からの再評価がちょっとずつ起きているそうで、

「よく返せたと思いますよ。それもみなさんがコンサートに来てくれたおかげ。コンサートは僕の動脈。止められません。元気なうちに創作して、どこまで音楽の世界を広げられるか新しい音楽の発見がどれだけできるかが課題。世間は(終活に向けて)ランディングに入るのに(ずっと創作活動を続けて)パタッと倒れるんでしょうね。パタッって倒れたい」

 と熱く語った。

「できるだけ高度な音楽をやりながら面白くやろうとすると、面白いが目立ってしまうのが非常に悔しい」と笑いながら語ったさだ。死ぬまで現役、終活ナシ宣言だ。

  ◇  ◇  ◇

 加藤登紀子もまたウクライナ戦争と秘話について訴えている。関連記事【もっと読む】加藤登紀子さん「ウクライナの人は生き抜いて」 満州で取り残され1年間、難民生活を経験…では、歴史の生き証人の声を伝えている。