岡本和真、巨人の大先輩超え!!「参考にしていた」2学年上スラッガーに並ぶ日本人右打者最多32号
◆米大リーグ ブルージェイズ8-1オリオールズ(13日、カナダ・トロント=ロジャーズセンター)
ブルージェイズの岡本和真内野手(30)が13日(日本時間14日)、本拠オリオールズ戦に「4番・三塁」でフル出場し、5回に3者連続本塁打となる32号ソロ本塁打を放った。巨人の大先輩・松井秀喜氏(52)がヤンキース時代の2004年に残したメジャーでのキャリアハイ31本を上回り、25年にカブス・鈴木誠也外野手(32)がマークした日本人右打者最多記録に並んだ。今季85打点とし、球団新人記録で本塁打に続く2部門でE・ヒンスキーを抜き歴代1位となる、記録ずくめの一発となった。
屋根が開けられた日曜午後のロジャーズセンター。岡本が爽快かつ豪快な一撃を放った。5回2死。オリオールズの左の剛腕ロジャーズ相手に粘り、9球目にようやく来た甘い直球を鋭いスイング軌道で捉えた。「しっかり捉えられて良かったと思います」。打球速度107・9マイル(173・6キロ)、飛距離410フィート(約125メートル)の32号ソロ。左翼2階席まで放り込むと、二塁を回り自軍ベンチに向かって右上腕で力こぶを誇示し、笑顔を見せた。
トロントの青空に気持ちよく3発のアーチが続けざまに飛んだ。5回2死から、2番スプリンガーが1-1の均衡を破る勝ち越し15号ソロを放ったのが1発目。続いて、今季ホームで0本塁打だったゲレロが、左翼自軍ブルペンに本拠地1号となる9号ソロ。極度の不調に苦しんだ主砲が、本拠75試合目でついに待望のアーチをかけた。ファンが総立ちで盛り上がる中、トリを務めたのが岡本だった。
9球目のアーチは巨人時代の昨年4月22日の7号(対中日)に並ぶ、プロ12年で最も粘っての一発。32号で尊敬する巨人の大先輩、松井氏のキャリアハイを抜くと同時に、鈴木の右打者最多記録に並んだ。「右バッターとして日本でも参考にしていたし、お手本になるバッター」と、2学年上のスラッガーを持ち上げた。
直近6試合で4発目。月間打率は3割2分5厘、出塁率4割、長打率7割と調子を上げてきており、17試合ぶりに4番を任された。「先発が左投手だったから、スプリンガー、ゲレロに続いて、新人打点記録を打ち立てて、すごいパワーを持つ彼(岡本)と並べるのが良いと思ったんだ」とシュナイダー監督。オーダー変更が球団14年ぶりの3者連発を演出し、ニヤリと笑った。
2連勝で、ワイルドカード3枠目のガーディアンズとは1ゲーム差とした。負けられない戦いが続く。9月は貯金2で、勝率も5割に乗せた。残り12試合。昨季ワールドシリーズでドジャースと死闘を演じたア・リーグ王者の底力を見せるのは、今をおいてほかにない。
