《表参道・店内で不同意性交》「現金が足りなかったら身体で払う人もいる」女性客6人に性加害…婚約者もいたタワマン住まい人気美容師に懲役5年の判決…裁判所は「犯行は執拗で悪質」
2025年4月、東京・表参道の美容室で20代の女性客をトイレに連れ込み、自身の下半身を無理やり触らせたとして、同年9月に逮捕された美容師・藤井庄吾被告(34)。
〈画像〉藤井容疑者がかつて住んでいた家賃40万円のタワマンとサングラスをかけポーズをとる藤井容疑者
その後の捜査で、約5年8カ月にわたり、顧客だった女性6人に性的な行為を繰り返していたことが判明。不同意わいせつ、不同意性交等の罪に問われ、9月11日、東京地裁は藤井被告に懲役5年の実刑判決を言い渡した。
スタッフには「やっていない」と話していた店主だが…
表参道で店を構え、家賃40万円のタワーマンションに住み、SNSでは「毎月200名以上を担当」などと発信していた藤井被告。逮捕当時、Instagramには約1万6000人のフォロワーを抱え、人気美容師として多くの女性客を担当していた。
事件が起きたのは2025年4月29日の夜。
藤井被告は、自身が経営する東京・表参道の美容室「ELTE」で、施術を終えた20代の女性客Aさんがトイレに入ると、その後を追って内側から鍵をかけ、「良いシャンプーをあげる。今日の料金もいらない」などと持ちかけ、Aさんの手首をつかみ、下着の上から自身の陰茎を無理やり触らせたとされる。
Aさんから相談を受けた警視庁が捜査を進め、藤井被告は同年9月、不同意わいせつの疑いで逮捕された。
当時、集英社オンラインの取材に応じた男性従業員は、逮捕後に藤井被告と面会した際の様子について、「代表(藤井被告)は10年来お付き合いしている彼女がいて、結婚間近という状況だった」「僕にはやってないと言っていました、その言葉を100%信じたい」と証言している。
しかし、その後も別の女性客から被害の訴えが相次ぎ、顧客だった女性6人に対する性的な行為が明らかになった。社会部記者が解説する。
「藤井被告は、2020年1月から2025年9月までの約5年8カ月にわたり、顧客だった女性6人に対して性的な行為を繰り返していました。犯行は自身が経営する美容室の店内のほか、人目のつかないマンションの敷地内などに誘い出して行われています。
女性の胸を触ったほか、自身の陰茎を触らせたり、口淫させたりするなどの行為に及んでいました。なかには、店内で女性客と2人きりになった際に店の鍵をかけ、口淫させたうえ、自身の陰茎を女性の胸の間に挟ませて射精した事件もあります。
こうした一連の事件で、藤井被告は不同意わいせつ、不同意性交等の罪に問われました」
「現金が足りなかったら身体で払う人もいる」
逮捕から約1年。9月11日、東京地裁(佐々木公裁判長)で藤井被告の判決公判が開かれた。
すでに保釈されていた藤井被告は、紺色のスーツに白いシャツ、紺色のネクタイ姿で出廷。逮捕当時、金髪に整えられていた髪は黒く、無造作に伸びており、顔色も青白く、やつれた様子を見せていた。
司法担当記者が説明する。
「藤井被告は6人の被害女性に計1106万円の示談金を支払っており、その一部には両親が老後のために貯めていたお金も使ったと法廷で明かされています。
また、本人と経営していた会社は破産手続きを進めています。保釈後は通院し、性嗜好障害の治療を受けていると説明しました。
以前の公判では出所後に京都へ戻り、介護施設で働く予定だとしていましたが、この日は保釈中に都内の美容関連会社で働いていることも明らかになりました。SNS運用や美容技術の指導などを担当し、今後も美容師として仕事を続ける意向を示しています」
過去の公判では、藤井被告が被害女性に、
「現金が足りなかったら身体で払う人もいる」
と発言していたことも明らかになっている。
この日の法廷で藤井被告は、治療について「相手の立場や意思を尊重できるよう治療を続けていきたい」と説明。今後の接客については「すべてのお客様に対応していきたいです」と答えた。
その後、佐々木裁判長は藤井被告に懲役5年の実刑判決を言い渡した。
「裁判所は、美容師と顧客という関係性や信頼を利用し、2人きりになる状況などで性的な行為を繰り返したとして『犯行は執拗で悪質』と指摘しました。
被害者に現金や商品を渡すなどしていたことについても、『自らの行為を省みる姿勢は希薄だった』としています。示談や治療、母親による監督、就労支援などは有利な事情として考慮されましたが、執行猶予を付けるのは相当ではないと判断され、懲役5年の実刑となりました」(同前)
藤井被告は虚ろな表情を浮かべながらも、取り乱す様子はなく、静かに判決を聞いていた。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
