J1リーグ第7節 東京V 1-1 千葉
18:04キックオフ 味の素スタジアム 入場者数15,254人
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全走行距離は両チームとも112km代とほぼ同じ。だが他のスタッツには大きな差が出た。シュート数は東京Vの21本に対して千葉は8本。コーナーキックは東京Vが9本、千葉は1本。東京Vは60パーセント、ボールを支配した。それでもスコアは1-1。東京Vはよりゲームをコントロールした前半のうちにゴールを奪いたかっただろう。そしてその前半を無失点で切り抜けて、後半のエリソン投入にかけたという千葉の目論見は、58分、シュートのこぼれ球をエリソンが押し込んだことで結実したと言える。東京Vは次第に足が止まり、前半見せていたようなパスワークで相手を押し込む形が作れなくなる。特にまだコンディションが万全とは言えない齋藤功佑を73分に下げたことで命運は尽きたかに思えた。だが、東京Vはいつもの粘りを見せた。新井悠太からのパスを溝口修平がダイレクトで上げるとこれが千葉の守備のタイミングをずらし、林尚輝が同点のヘディングシュートを決めたのだった。降格圏に沈む2チームは、引き分けたことで浮上することができなかった。だがドラマはいくつもつまった熱戦を繰り広げてくれた。

森雅史(もり・まさふみ)
佐賀県有田町生まれ、久留米大学附設高校、上智大学出身。多くのサッカー誌編集に関わり、2009年本格的に独立。日本代表の取材で海外に毎年飛んでおり、2011年にはフリーランスのジャーナリストとしては1人だけ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の日本戦取材を許された。Jリーグ公認の登録フリーランス記者、日本蹴球合同会社代表。2019年11月より有料WEBマガジン「森マガ」をスタート